かあさん ちょいちょい がん患者

食道がんと咽頭がんと肺がんのお母さんと、家族と育児の闘病生活をイラスト日記にしました

壁に向かう男の子と 社会の縮図の様な病院待合室のお話

うるさくて眠れない

神経質なんじゃないよ~w

寝る事だけは得意なんじゃけ!

日頃が寝すぎなんじゃけ!

 

でも カエルが夜中、ガ~ガラ ゲ~ガラ グワガラ ゲコゲェ

あんげに鳴いて どうなるん?

すんごい数なんよ。

 

お天道様が登る朝4時過ぎには、ベランダの燕のコドモが、ギャァギャァ ギャギャギャギャ ギャァギャァ ギャギャギャギャ

我先に飯をよこせと 口を開けておられるが、鳴いても鳴かんでも 一緒ちゃうん?

 

6匹もおるんよ。子だくさん!

それをカラスが狙っておる!

だから私がベランダに立って 守っておる!

 

正直 疲れるんよ・・・

田舎ならではの心労w

 

今回のマンガ

先週の日曜日に「万引き家族」という映画を、おっと~と観に行きました。

 

帰宅後に映画レビューを調べてみると、絶賛されている方とその逆が、ほぼ極端に対比していると感じました。私もどちらかと言うとマイナス・・・

ネタばれになっては申し訳ないので内容は記しませんが、私は是枝監督の「問題提起の多さ」に考え込んでしまいました。

日本の根底にある問題がテンコ盛り。

 

その為か?どうも気分が晴れないまま、次の日 病院の検診に行きました。

今日のお話は その時の出来事です。

どうしても頭から離れずに、マンガと言うより皆さんに考えて頂きたいというメッセージを込めました。

 

10Pあります。

重い内容かも知れませんので、どうか気分を調節しながら読んでください。

 

 

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事実と比較して

イラストで状況が伝われば良いのですが・・・

言い訳になりますが、私に子供用の車いすを正確に描く知識がなく、ネットの画像を頼りにイメージで描いたものです。本来の車いすと違いがありますので、ご了承ください。

 

男の子は、身体を伸ばす様に座っていました。車いすもイラストより重厚な感じです。後ろ側には、酸素吸入の様な機材が付いていました。

私の知人のお子さんも同じ様な障害があり、先日も大きな手術を経験しました。家族で少しでも身体の成長と命の維持を願います。男の子はそのお子さんの、近い将来を連想させてもらったので、とても記憶に残りました。

 

病院はとにかく大きな建物ですので、待合室も総合受付も相当な広さです。

その中で親子は静かに順番を待たれていました。男の子も声を発するような事はありません。偶然に私の前に並ばれたので、私は男の子がお母さんと一緒に壁に向かって立っておられた様子を見ていました。

 

帰宅後におっと~に確認すると、おっと~も覚えていました。

壁に向かう親子の姿は、病院とは言え、異質な感じを受けました。

 

もし 壁側に向いていなければ

最近のお若いご両親は、私の両親の時代より、子供の心を大切にしていると思います。

だからベビーカーでも抱っこ紐でも、子供と向き合う様な仕様になっていたり、可愛いお顔を沢山の方にも見て頂きたい位の、溺愛ぶりだと思っていました。

 

もし男の子が壁を背にする向きで、お母さんと向き合って車いすに乗っていれば、私はマンガにしなかったでしょうか?

壁に沿った位置だったらどうでしょう?

もし私の前に並ばなければ、気が付かなかったでしょうか?

もし男の子が障がい者でなければ、何も感じなかったでしょうか?

 

いろいろな「もし」が想定され、読んで下さった方が、それぞれの感想をお持ちになると思います。

 

ただ私は、癌の後遺症で「声を失った」から「健常者から障がい者になり」「心無い人々の行動に傷ついた経験がある」ので、お母さんの行動が意味深に思えてなりません。

「もし」お母さんが人目を気にされたり、「もし」育児に疲れていていたり、「もし」手助けが必要な状況にあったとしたら・・・

 

それでも相変わらず「ジロジロと配慮の無い視線を送り」「小声で何かを話す様な仕草をしたり」「手を差し伸べて手伝う事もない」輩が必ず居るんですよ。自分とは無縁だという根拠のない価値観を持つ方々が、世間には溢れています。

 

病院の中ですら辛い経験をします。

いやむしろ病院だから、社会の縮図が出来上がっているのでしょう。

病気は人を、自己中心的にしてしまいます。

私の病気の重症を聞いて、安心した人をマンガにした事もあります。

 

接する人々の責任

もし今回のマンガを、私の考え過ぎと思われたとして、それはそれで良いと思います。だって読んで下さるだけでも有難い!

 

「ジロジロ派」の方は興味もないんですよ。このブログに行きつく事なんか無いのよね、きっと!

 

でも私の気持ちが届くと信じて、どうかマンガに登場した親子さんの気持ちや状況を考えて頂きたいと思います。おっと~の言う「悪気の無い好奇心」を抑えて頂く術を、身に付けて頂きたいと思います。

 

障がい者や病人を取り巻く、すべての人々の責任を考えて頂けたらと思います。

 

 

上手く言葉にならなくて、思いが伝わったかなぁ?

そうそう!検診では異常はなく、腸ろうは遂に、研修先生が変える様になりました。新人看護師さんも少し慣れて、私の上着をガバッと上に(おっぱいが見えるくらいw)あげる度胸を身に付けたようです。

 

今夜はまたサッカーですね。カエルと共に起きているかな~

ではまた来週ね!

 

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