かあさん ちょいちょい がん患者

食道がんと咽頭がんと肺がんのお母さんと、家族と育児の闘病生活をイラスト日記にしました

コロナウイルスと闘う丸二日間

もう日本中の何処でも起きているお話ですが、我が家も先週末、コロナウイルスに怯える日々を過ごしました。

本当に、ほんとうに、ホ~ント~に疲れました。

 

状況

詳細は避けますが、コロナ陽性が確認された方の、濃厚接触者の、濃厚接触者になったという事です。その濃厚接触者の方から、直接連絡がありました。

陽性になられた方とは、面識はありません。

濃厚接触者の方が我が家の事情をご存じだったので、保健所からの連絡の前に連絡をして下さったという事になります。

濃厚接触者の方は保健所の指示によりPCR検査を受けますが、我が家はその結果を受けた後にPCR検査を受けるという、いわゆる二次感染者というのかしら?

とにかく濃厚接触者の方のPCR検査結果を待たなければ、体調に変化のない我が家としては、行動するには時期尚早ではないかと話し合いました。

 

その結果が出るまでが、丸二日間だったという訳です。

徹底した自宅での「隔離対策」を取りました。

 

濃厚接触者の定義

濃厚接触というからには、家族はもちろん、恋人だの親友だの同僚だの、イメージ的に飲み会だのカラオケだの、GOTOだの出張だのと、その様な関係かと感じてしまいますが、医師が表明する定義は下記の通りです。

 

・感染者と手指消毒など行うことなく触れ合った、もしくは対面で手を伸ばしあったら届くくらいの距離(1m程度)に15分以上いた というのが濃厚接触者の定義です。

 

そんな関係であれば、仕事をしているとか、学校で過ごすとか、コロナ禍以前の普通の生活でゴロゴロしてます。引きこもり中の私でも、毎月の集金の方との和気あいあい玄関話とか、友達が釣ったお魚を分けてもらって一緒にさばくとか、日常茶飯事ですよ。

 

我が家の対応

我が家は田舎ゆえ、幸いな事に4人がそれぞれの個別部屋があります。連絡があってから話し合いの結果、各それぞれが自室にこもる事になりました。

 

玄関は一番出入りがある場所ですから、仕事から帰宅した息子は濡れ縁からそのまま自分の部屋へ入り、トイレと風呂以上は部屋から出られません。

娘は二階部屋なので、連絡を受けてから丸二日間、お風呂以外は二階で過ごします。

 

家内にトイレはふたつ、洗面所はひとつですが、水が使える場所は外も含めて数カ所ありますから、個別に使用場所を分けました。

子供の世話は、仕事や日常生活で接触人数の少ないおっと~と私が受け持ちますが、おっと~は64歳、私は病人で、神経をすり減らしてしまいました。

 

隔離対策について

我が家の場合は親族が近くに居ますから、買い物などを依頼しないと先に進めません。もし親族が居ない方は、友人知人に依頼する他ないのでしょう。

 

・我が家で買って来た物は、ウイルス除菌スプレー、アルコール消毒液、ハンドスプレー、除菌シート、使い捨てマスクや手袋、紙コップ 皿類の使い捨て一式、ゴミ袋など。

 

・ゴミ袋は大きいモノを廊下に置いて、拭いて回ったシートや手袋などはひとつにまとめます。全てが使い捨てです。

 

・ハンドスプレーを廊下に置き、出入りの度に義務化します。その他は管理者を決めて、面倒でもスプレーをして拭いて回わりました。

 

・食事ですが、我が家は「すき家」とか「コンビニ弁当」を山盛り買いました。基本的に感染が誰から広がるか分からない場合は、料理などは出来ません。

(使い捨てグッズで食事をします。ごみはそれぞれの部屋で、ゴミ袋のママ保管しました)

 

・とにかく「触ったモノは全て菌付き」と思わないと、どこで罹患するか分かりませんから、タオルはもちろん、歯磨き粉すら共有も出来ません。

歯磨きは各部屋にセットとお水を持ち込み、使用後の水をコップに戻して、コップはゴミに、汚水は畑に捨てました。

 

・洗濯物はゴミ袋に入れて洗濯が済むまでは、本人以外は触れません。(洗濯が済めば普通に干す事が出来る)

 

・いちばん役立つモノは、とにかく除菌スプレー!

ふき取りが必要ないので、それぞれが触ったであろうドアノブや洗面所、トイレにお風呂、ドライアーから灯スイッチまで、シューシューして廻ります。

(おっと~と私で、マスクは二重、その都度使い捨て手袋使用)

 

感想

・家庭での隔離は、二~三日が限界でしょう。食事や衛生面の管理に疲れ果てます。

私は楽天的な性格ですが、ナイーブ(笑)なおっと~はクタクタです。娘は学校を心配し、息子は社会人ですから会社との連絡に始終しました。

 

・つくづく、スマホの便利さを実感します。

「トイレに行く」とLINEを入れれば、家族中がドアを閉め、ご飯を部屋の前に置くと、それぞれで食事が始まります。顔を見ながらの話が出来るビデオ通話の有難さよ!

 

・我が家をご存じの方も多いですが、ウソ偽りなく大田舎です。

f:id:kozikokozirou:20201130095857j:plain⇦散歩コース

 

カープ県ではまだ罹患者で、パニックは起きていません。

その大田舎でも、陽性の方と面識がなくても、この様な事が起こります。テレビでは人の密が‥、GOTOが‥、飲食店が‥、と報道されていますが、どこまで関係しているか疑問に思いました。

考えてみるに、永田町でおっさんおばさん政治家の罹患は聞きません。

カープ県の最大で最重要のカープ応援で、罹患者は出ていません。

大相撲でも、観戦者から感染は無かった様に記憶します。

 

社会の、企業の、学校の、家庭の、個人の自覚と責任で、拡大は防げるのではないかとも感じました。コロナに慣れてはダメです!

 

・それからもう一つ、人を責めてはいけません。

我が家は今回の件で、濃厚接触者や陽性者を責める様な言葉は、家族の誰からも聞かれませんでした。むしろ連絡を下さった事に感謝し、陽性者の回復を願いました。

ただし陽性になると、不特定多数の方々に、何かしらの影響があると自覚が必要だと思います。

 

ちなみに日曜日の夕方に、濃厚接触者の方から陰性の連絡がありました。

我が家4人がリビングに集合し、三本締めをしました。

今日から普通の日々に戻りましたが、引き続きコロナ対策に向かう予行演習が出来たと思っています。

 

以上!

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