【引きこもり癌患者マンガNO7】直ぐ折れちゃってた私の心に、店員さんったら! のお話
映画を観て泣く!
ちょっと私事のお話です。
テレビが余りにくだらない日は、我が家でDVDタイムが始まります。
100円で借りてきたDVDの中から、多数決でどれを見るか決めるのですが、殆どは私と娘の好みになります。
先日は「インサイド.ヘッド」というディズニー映画を観ました。少し前の映画です。物語は、11歳の少女の感情を、「ヨロコビ」とか「カナシミ」等という5つのキャラクターにして、その少女を幸せにする為に奮闘する物語です。
その中で「ビンボン」という、少女が幼い頃に一緒に遊んだ 大切な友達である「空想上の生き物」が登場します。
いわゆる「イマジナリーフレンド」というキャラクターです。
そのビンボンが(大人になる過程では普通の事ですが)記憶のゴミとなり、消えるシーンがありました。
不覚にも、わたくし、号泣!
我が22歳の大人になった息子には、ボビーというサッカー犬のお人形がいました。もう、どこへ行くのも一緒でした。
我が13歳の思春期に突入した娘には、「家が火事になったら、何があっても助ける」スヌーピーのぬいぐるみと、ナスとトマトの毛布があります。 ↑ 上記を本気で言うので、家事になった時は家の中に戻ってはいけないと、真剣に教育しました。
サッカー犬ボビーは、もう既に役目を終えています。
スヌーピーと毛布も、もうすぐでしょうか?
あぁ、悲しい!!。゚(゚´Д`゚)゚。
娘が大人になってしまう!!
イヤ 嫌 いやぁぁぁ~~!!
世のご両親さま、分かって頂けます?
喉頭摘出による音声機能そう失
前回のマンガを、沢山の方に読んで頂いた様で、心から感謝します。
沢山のコメントやブックマークも頂いて、ビックリと同時に有難くてありがたくて、どの様にお礼を伝えようか考えます。
フォローして下さって、読者になって頂いて、本当にありがとうございます。
私は、自分の事をマンガにしています。
私は約4年前の48歳の時に、同時に三か所の癌が見つかり、抗がん剤と手術を経て、障がい者になりました。
著名な方は「つんく♂さん」です。癌の部位など病状は異なりますが、「声を失った」という後遺症は同じです。つんく♂さんのお陰で「声の出ない障がい」があると、世の中に理解が広まりました。
今日のマンガは、そういう理解が広まる前ごろの、今から3年くらい前のエピソードです。詳細はまた後に記します。
11ページあります。
引きこもりマンガNO7
事実と比較して
私は病気になるまでは健常者でしたから、当時の私は「声が出ない」という障がいを、自分自身で受け止めなくてはならないという、大変な葛藤がありました。
その上で私の周囲の方々にも、障がいを理解をして頂くという、これまた大変な作業を請け負いました。
まだまだ不慣れなうえに、相手も私も、どのように接すれば場が和やかに進むか?試行錯誤が必要だったと思います。
そのデビューが、デパートでの対応でした。
店員さんは、今考えると、悪気はないと思います。
不必要になったメモを 捨てただけですからね。背を向けたのも 真顔だったのも、ちょっと機嫌が悪かったのかしら?程度で終われば良いのです。
それなのに、勝手にガラスの心になっちゃった私も、未熟者でございました。
その後のシュークリーム店のバイト嬢は、今でもしっかりと私の心に残ります。
私の姪が接客の仕事をしていますので、その難しさは耳に届きます。それでも明るく元気で笑顔溢れる対応は、お仕事というより、彼女の人柄だと思っています。
様々な対応について
今の私は、身体の傷をスカーフなどで隠し、黙ってニコニコしていれば、決して障がい者に見えません。がん患者にも見えません。
そういう方を「内部障がい者」と言うのだそうです。
私の障がいに対する反応は、今に至るまで、マンガでは描き切れない程の、山盛りエピソードがあります。
皆様にもきっと店員さんの対応など、「ちょっとムカ」入ったお話はあるかも知れません。私も同様に、ムカムカ話から、イライラ、シクシク、ガッカリ・・・
その一つ一つが、今の私を作っています。
最初に 耳は聞こえると アピールしましょう。
人工喉頭器を知らない方が殆どだから、喋る前には 一呼吸を置きましょう。
必ず笑顔でいれば、殆どの方は、笑顔で返してくれます。
どうしても急ぎの時は、ちょっと相手の手をとって、ゆっくり口で伝えましょう。
などなど・・・
障がいは、人を強くさせますよ!
私がオバハンになっただけかな?(笑)
これからパラリンピックが開催されます。オリンピックの時と同様に、障がいを乗り越えて強くなられた方々に敬意を表し、しっかりと応援しようと思っています。
長い文章をお読みいただいて、心からありがとうを伝えます。私の喜びですw
3月11日が近づきます。あの時のカープ県で私は、ピクリとも動かない地面と空を見つめて、現実とは思えなかった記憶が鮮明に残ります。
何が起きているのか、今でも報道されない現実に身を置かれている方に、何とか力になりたいと思っています。少しでもお心が晴れますように、心からお祈りしています。
では、また来週 更新できればいいな(*´▽`*)
そういえば、娘の学期末テスト、余りの酷さに、本人から「非公開」にされています。いつ頃私に「公開」されるんでしょうかね?