かあさん ちょいちょい がん患者

食道がんと咽頭がんと肺がんのお母さんと、家族と育児の闘病生活をイラスト日記にしました

母性観の歴史を調べたら、母親だけを責められないと思った話 

またシリーズ化になってきた趣が感じられる、母と娘の関係です。

 

私は実母と2年交流を断ちましたが、やむを得ず関係が戻ると、すぐモヤモヤ感で満載になります。その強い影響力!

 

しかし実際のところ、母親だけを責めて良いものかどうか?

なぜ母親は、子供に過大な影響を与えるべく、養育の責任を負うのか?

 

なぜ父親より 母親の方が

子供の成長に 直接的影響を及ぼす存在なのでしょうか?

 

男性には耳の痛い話題かも知れないですが、ちょっとお付き合い下さいませ(o^―^o)

 

よく聞く 母性観 ➡ 母性本能とは?

お母さんには「おっぱいと母性本能があるから子育て出来るんよ」と言われて、キレたこと無いですか?

泣けばおっぱいを引っ張り出す日々の中、何度 自問自答したやら!

 

母性観とか母性本能というのは、一般的に「生物の母親が、その種類他に関わらず、子育てをし、子供を慈しみ、我が子を自分の生命よりも優先するといった、学習経験に影響を受けない女性特有の本能」だと言われます。

 

簡単に言えば、女性なら「子供ちゃん超カワイイ~!どんな子でも愛しちゃって、大切に張り切って育てちゃう!私なんて犠牲になっちゃうわ~」と本能で思うだろう、てなことですかね。

 

確かに以前読んだ動物学の本には、特に昆虫など 本能的あるいは生得的 遺伝的に、繁殖に関わる行動(交尾)をして卵を産みます。これらは学習や経験に関係のない、種普遍的な行動です。

 

しかし哺乳類など数種の生物は、環境や経験による学習に影響を受け、「育児放棄」や「子殺し」が行われる場合もいます。

 ライオンが 障害をもつ弱い子を放棄する例は、よく聞かれます。

 

人間(ヒト)はいかがでしょう?

山ほどの理論や諸説があり、簡単には断定できません。

つまり「母親が子供を養育するのが最良」と訴える社会的な視点や、フェミニズム(性差別をなくし抑圧された女性を解放する思想)からの視点など様々です。

 

私の母性観 イラスト編

息子は自然分娩でしたが、娘は逆子で帝王切開でした。

双方ともに、痛い思いをして産みます。

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これは ↑ 以前に描いたイラストを使用

 

ようやく産まれて赤ちゃんにご対面

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こんなですもん! 未知との遭遇 

なんか皮膚 ボロボロ

しかも 息子は2300gの低体重児

ガリガリで まるでカエルでしたw

 

それから毎日の世話が始まりますが、具体的に子育てを習ったこともなければ、おっぱいもオムツ交換も、初めてばかりですよね・・・

少しは産婦人科で習いましたが、教科書通りにいくはずはありません。

 

しかも産まれて数カ月間の赤ちゃんと言えば、こんな感じ

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ボンレスハムにうぶせだらけで、まだあやしても笑う事もせず、2時間おきに起きては泣くか、不機嫌な顔ばかりに見えます。

 

そのまま四苦八苦の日々が続き、心ないババア(我が母)が母親(私)の未熟な世話を責める様な「余計なお言葉」で追い打ちをかけ、夜泣きに苦しんでいようと、おっと~は替わってくれず(おっぱい論)

 

ついに生後3か月ほどの時期に

すんでのところで 殺害手前!

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これは冗談でなく、疲れ切った頭と身体で、産後のウツもあったのか?

「泣いている口を塞いだら 泣き止むかも知れない」と一度だけ、本気で思いました。

我に返り、心底ゾッとしました。恐ろしい・・・

 

こんな状態で、育児なんか クソくらえ!

と思っていても、おっと~は見事なまでに非協力で、家事も育児も私一人で行っていました。※おっと~はずっと「愛妻家」ですが、育児には「非協力」時代が長かったですよ。

 

こんな経験 女性の皆さま ございませんか?

可愛く感じないよの 赤子が!

母性本能って?食べれる?の世界

 

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産まれた赤ちゃんが ↑ こう見えるまで、半年近くかかったかな?

 

感受性の豊かな赤ちゃんの場合、とても育てにくいケースがあると思います。

 

母性観の歴史を調べてみた

今でも母親に、ほぼ「強制」される「母性観」とか「母性本能」神話です。

斎藤還さんの著書にもありましたが、現在まで使用される「母性観」は、まだ歴史が浅く、1700年代以降と言われます。

 

西洋とは文化的特色から母性観が違いますので、日本に限定すると、万葉集の時代から子供自体は「子宝」と詠まれ、慈しみむ存在でした。ただこの時期はまだ、経済的理由からの堕胎なども一般的で、貴族などは乳母らにより養育され、庶民は養子などに出されて労働手に回りました。

 

明治以降に「儒教」による「家父長制」や子供への無償の愛、「七歳までは神のうち」「三つ子の魂百まで」という生命尊重の思想が普及し、実践道徳とされました。

 

日本で本格的に「母性的養育」と「母性観」が使われ出したのは大正時代からで、女性解放運動などの基盤が作られる反面、良妻賢母の女子教育が主流で行われ、献身的は母性愛が普遍化します。

 

より強調されるようになったのは第二次世界大戦からだと言われますが、これは「強い」「優しい」「耐える」「祈る」「待つ」という母親像が、戦争が続く時代に 社会的に 男性に必要だったからだと思います。

「自我を持たず」「夫や子供の為に献身的に働く」女性が、男性には必要だったのでしょう。(あほか!)

 

戦後になると新憲法の男女平等が普及します。

しかし戦後の復興と急速な産業成長で、「男性は外で働き 女性は家庭を守る」といった役割は戦前と変わらず、女性の社会的自立と 母性の役割に矛盾が生じます。

 

やがて女性の社会進出の本格化に伴い、「母性的養育のみが絶対」とする理論は修正されますが、1960年代から「子供を虐待する母親」の存在が、世間に衝撃を与えます。

育児放棄や実母による子供殺害」など、それまで考えられなかった事件が、1970年代まで頻繁に起こります。

これにより「三歳までは母の手で」神話(3歳児神話)が批判されることになり、「母性の神秘」は見直されます。

 

1980年代には、ようやく母性本能説から解放されようとしていが、1990年代以後も 母親の子供虐待や家庭内暴力が顕在化し、子供の親殺し、校内暴力やいじめ、若年女性の援助交際、そして有名な神戸少年による「子供による子供殺し」が発生しました。

 

その原因が「母性の崩壊」と捉えられ、母親に非難の声が向けられる世論へと過熱しました。家庭教育が混沌とした時代になります。

 

しかし専門家からは「母性から親性へ」「子供の発達と父親の役割」の必要性が語られはじめ、母親と父親の共同作業による子育てが推奨されるようになりました。

女性にのみ母性愛があるのではなく、父親にも「育児性」と「親性」があるとしています。

 

しかし今日までの過程には、いまだに多くの古典的な生物役割分業観を持ち、父性の復権を願う声も聞かれます。

また保育園の不足などから、祖父母の育児参加が増える環境にもあり、その教育方法は確立に至っていないのが現状と思います。

 

以上、ごっそり簡単に述べました。

私の母親が私を育てた時代とその背景を知ろうと、調べたものです。

皆さまの時代はいかがですか?

 

私の両親と重ねて考える

長くなりましたが、私は母性観は母親の身に必ず起きる本能ではなく、子供を育てる過程で生じる感情であると思います。

 「子供が泣けばおっぱいが張る」のは母性ではなく、身体の仕組みとでも言いましょうか?ホルモンの影響でしょう。

 

家庭や育児を母親だけに任せ、その責任を問う世論には反対です。

 

両親の存在が子供には大きく影響し、子供の成育に影響と責任を持つのは、決して母親だけではないと思います。

 

考えてみれば、我が父親は平気で家族を残し、一人旅行で散財するような人でした。

共働きなのに、母親ばかり家事に育児に、町内から学校行事まで、母親が必死で働く姿を見てきたのは事実です。

義理の両親の世話まで背負わされた、私の母の苦労は認めます。

母親だけが 私の心を支配していたと責任を押し付けるのは、間違いかも知れません

「そういう時代だったのかも知れない」と再認識しました。

 

まだまだ 私の親の呪縛を解くカギを探す思考は 続くようです。

 

 

お読みくださりありがとうございました!

いつも ホント 申し訳ないわm(__)m

 

明日は病院です。

腸ろうの交換と問診かな?

今週はちょっと 忙しいぞ!

ちょっとバタバタして ゆっくりブログを訪問できなかったら ごめんなさい!

ではまた (。^ω^)ノ゙♪ 

 

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