お母さんが言っちゃらぁぁぁ~!見とってみぃぃぃ!
カープ弁丸出しですが、標準語に直しますと
「お母さんが言ってあげるから!見ていてごらん」
という意味でございます。
昨日、娘の進学希望の中学校を見学してきました
昨日の話題とまた話がそれます。
娘と娘の親友と、三人で行った中学校見学のエピソードを記したかったのです。
スイマセン!
来年から中学校へ進学の娘ですが、ご存知の通りお勉強が、ニガにが苦手です。
お兄ちゃんが通った中高一貫校に受験して、万が一に受かったとしても、その後の苦労が目に浮かびます。
ならば色々な選択肢を考えられるように、学区内だけでなく学区外の中学も見学に行きましょう、という事になりました。
(市に希望を申請すれば、くじ引きですが入学を了承してもらえマス)
お母さんは声が出せないのだから、挨拶や声掛けは自分でします
こんな使命を背負う小学生がいるでしょうか?
私は文明の利器を使用して(人工喉頭機)お喋りは出来ます。
それは誇りに思うところです。
しかし大きな声が出せませんから、騒がしい場所では声が聞こえません。
また以前にも記しましたが、声が機械音になります。
聞きなれない人達が興味を抱きます。
しかも今回は、思春期真っ只中の中学生がお相手です。
注目の的ならまだしも、悲しい「からかい言葉」が耳に入ってきたら、娘達にも良い影響はありません。
そこで私と話し合い、娘と親友は、職員室への挨拶から先輩への声掛けまで、自分達でしようと勇気を出し合っていました。
しかし!時間は放課後!
見知らぬおっさんやおばはん(先生方)や大勢の騒がしい輩(生徒さん)を前にして、いきなり大声を出して許可をもらったり質問するには、小学生にとってどれだけ勇気が必要な事か!
娘も親友も、余りの騒々しさと人の多さに決意はぐらぐら!気分もふらふら!
せっかく希望していた教室見学もクラブ訪問も諦めムードです。
わたくし、廊下で言い放つ!!
ここで帰る選択肢もあったのでしょうか?
しかしここは母ちゃん歴12年の肝っ玉!
私が何もせずに、引き返す訳にはいきません。
喉頭機の音声を最大にして
「お母さんはこの声を恥ずかしいとか嫌じゃと思ったら生きていけんのんじゃ!
声が出んけぇ諦めるのは絶対にいけん!
お母さんが皆に言うちゃるけぇ、見に行こうや!」
そして教室に残っていた先生と生徒さんに
「小学校から見学に来ました。教室を見せてやってください!」
と叫びました。
注目を浴びるあびる。。。
しかし結果的には、誰もからかうことなく、先生も話しかけて下さったり、生徒さんから説明してくださったり、十分見学させていただきました。
娘も親友も色々な感想がありました。
帰宅した娘は。。。
「お母さん凄いわ~
この声でみんなの前で平気で話すんじゃもん」
と、感心してる?褒めてるのね?
実は私も自分自身の為に叫んだんよ。
私だって大勢の生徒さんの前でビビッていたんだから。。。(笑)