母親が癌で「勉強しろ」と言われなかった、娘のギャングエイジ
昨日の続きです。
ギャングエイジをご存知ですか?
育児経験がある方は、何となく思い当たるでしょうか?
思春期に伴う反抗期とは違い、小学校3~4年生に現れる発達特徴です。
先生に反抗的な態度をとったり、子供同士でつるんだり喧嘩したり、限度が分からないから、もはや「いたずら」じゃ済まない事が起きたり、悪態や逆ギレなどが繰り返し起きると言われています。
私が自宅で抗がん剤を頑張っていたのは、まさに娘のその時期でした。
言っちゃぁ何だが、学級崩壊状態
産休から復活したばかりの新しい先生でした。
先生も頑張ったのでしょうが、保護者会で校長先生、教頭先生がご出席で、担任の先生は涙で現状報告。。。
なんじゃこりゃ??
具体的に記そうかと思いましたが、ロクな話ではありません。
悪い事しか耳に届かない日々です。
そこで「うちの娘に限って、そんな事があるわけはありませぬ」と言ってる親は考え直せ~~! 子供は自分に都合の悪い事は、一言も話しません。
娘も同じく、ママ友からのメールや先生からの報告で愕然です。
いじめていじめられて、悪口言って悪口言われて、耳くそ対目くそ対鼻くそ。
謝り謝られ、泣いたり泣かせたりしている間に、気が付けば、娘の成績は「良い」が全くございませぬ。
どっかの国の軍隊行進みたいに、両手両足ぱっぱと揃えて、真ん中大行列!!
行動の記録と言う生活態度は「悪い」悪いの、いったい、てめぇは何様にゃぁ??
この4年生の娘の行動は、私には格好の「言い訳」がありました。
昨日記した通りですが
母親の私が癌患者なのよ。
生きてるだけで精いっぱいなの。
娘も元気でいてくれればそれで良いじゃない!
私だって一生懸命頑張ってるのよ~~~
その結果が、勉強ってなに?
宿題ちょこっとやれば終わりでしょ。
友達とつるんでればいいのよ。
適当にやってればいいのよ。
という、今どきギャル予備軍がいっちょ上がり。
毎日笑う事を大切にした生活でしたが、それだけで本当の育成になりはしないと、反省やら悔しいやら、地団太踏む思いです。
娘のプライドを発見
そんなこんなで、ある日見つけた娘の秘密。
テストを山ほど隠していました。
机の裏や引き出し、ランドセルの中まで、ぐしゃぐしゃにされた悪いテストだらけ!子供のやることだから、その気になればすぐ見つかる所です。
30点だの40点だの、22点が最低点でしたね。
小学2年生までは頑張っていたのに、成績は下がりっぱなし。
勉強しろとは言われないにしても、本人も勉強は頑張るものとの思いはあったのでしょう。叱られたくもなかったでしょう。
さすがにショックでしたが、娘には内緒にしました。
また続きます。