食道がん!どなたか私の「食べたくなぁぁい!ご飯いらなぁぁぁい!」に共感してくれよ~~
最近は体調の話題より、娘やおっと~との日常の話が多かったですね。
だからではありませんが、少し食道がんの話をします。
医者に嘘を言いたくなる
病気と闘っていらっしゃる方やそのご家族は、少なからずご理解を頂けると思います。
わたくし、ついつい担当の先生に自分を良く見せようと、幼稚園児の様な嘘をつくことがあります。
「かこさん、食事を摂ってますか?」
「はい!頑張って食べています」←超明るく爽やかに。
「体重は増えましたか?」
「はい、少し増えました」←この場合、1gでも増えたら、増えたのだ!
増えたと言ったら増えたのだ!!!
この会話を、おっと~が物凄く冷ややかに聞いている。
呆れていると言っても過言ではない。
彼は知っている。私が頑張って食ってないことも、腸ろうに頼りっぱなしな事も、体重が横這いなことも・・・
食べろ~
一口でもいいから~
ほらっ、これだけだから~
ゆっくりでいいから~
お願いだから~
家族のために~
この呪縛が、このところ毎日毎日、我が家の食卓に流れています。
食道がんや胃がんの手術で、胃を喪失する
普通は食物を飲み込むと、食道を経由して胃に運ばれ、そこで「胃液と混ぜ合わせ、食物をおかゆ状のドロドロ」にしたうえで十二指腸へ運ばれます。
食道がんは(施術方法にもよりますが)、食道を摘出した後、胃を管の様に伸ばして食道の代わりとする「胃管」を形成します。
ですから胃を喪失するのと同じように、上記の様な機能が失われて、食べ物がドロドロにならないまま腸へ運ばれてしまいます。これをダンピングと言います。
このダンピングによって、血糖値が上がり、腸液が過剰に分泌されたり、消化管ホルモンの過剰分泌により血液が不足します。
それで私は、冷や汗や、全身が冷たくなる脱力感、眠気、胃痛などの不快な症状が現れます(早期ダンピング症候群)
※後期ダンピング症候群という低血糖を引き起こす人もいますので、全てに当てはまりません。ご注意を。
これはおかゆ状の物を食べれば良いという事ではなく、腸に流れる前の消化に必要な分泌物や濃度などが重要です。
では、どうすればよいか?
脂っこい物や甘いものは、消化も悪く血糖値も急上昇しますから、余りお勧めではありません。(後期ダンピングはまた違う)
少量を少しづつ口に運び、ゆっくりよ~く噛み、食事回数は多いほどよく、少なくとも2時間おきには食事を摂り、一日5回以上食べましょう。
「さあ、かこさんお食事ですよ~×2時間おき×5回以上」×365日×3年
最初は温かかった(冷たかった)食べ物も、時間と共にガッピガピ!
いやぁぁぁぁあ~
もう勘弁してぇぇぇぇぇ~
もう食いたくねぇぇえぇ~~
もういらなぁぁぁぁい!!
もう痩せてもいいんです!もうガリガリでいいです!
もうお嫁に行きませんから、ガイコツ女でいいんです!
腸ろうと金魚のフンでもいいんです。
文句は言いませんから、もう食べなくても良いですかぁぁぁぁぁ?
ごちそうさま させてぇぇぇぇぇぇ~~
(ほぼ幼児)
食欲を調節するホルモンが不足する
胃は食欲を調整するグレリンというホルモンを分泌しているそうです。
それで手術によって胃の切除するとグレリンが激減し、食欲が落ちて、その結果体重も減少するそうです。
また私は腸ろうで一日800カロリー~1200カロリーを15~20時間もかけて、ちびりちびりと栄養補給をしています。
お腹が減らないんです!
お腹は鳴るんですけど、それはお腹が空いているんじゃないんです!
胃が「僕は胃だっけ?それとも食道だっけ?咽頭だっけ?」
と確認しているだけなんです。
腹減った~と鳴ってません。
世の中、ダイエットばっかり
きゃぁ~痩せた~!とか
細マッチョスキ!とか細グラマーとか
低カロリーだの、食欲を抑えるだの
炭水化物ダメとか、低脂肪とか、糖質制限とか
ちょっとくらい太っても、健康なんだからいいじゃん!
痩せる話ばかりじゃなくて、健康的に太る話題をしろよ!
少量で栄養満点で、脂っこくなくて、甘いだけじゃなくて
必ず太るってないんか??
だれか共感してくださぁぁぁい!
キレてませんよ。
娘が私の体重を追い越したらしいので・・・
(極秘情報)