就職活動を始めるにあたって、息子のリクルートスーツを買いに行ったが、日本はアホか!!と思った話
4日にして、ようやくいつも通りの日々が始まりました。
こんな静かな時間は久しぶりの様な気がしているのに、それでもブログに載せなくては気が済まない話がございます。
(またまた病気に何の関係もないので、興味のない方はすっとばして下さい)
今年は息子が就職活動をするのである
タイトルにもあるように、これは就職活動が全ての学生に平等であるように、といった「活動のあり方うんぬん」以前の話です。
まず「リクルートスーツ」なるものを買いに行った時の事でございます。
一応断っておきますが、スーツを販売してくださった超大手スーツ専門店の販売員の方は、それはそれはプロの販売員らしく、雑談から商品説明まで、寸分の狂いもございませんでした。
リクルートスーツの一般的なお勧め商品から、お手頃商品、そして学生にしては少し高価なものまで、キチッとご説明頂き(わたしゃ途中から聞かんかったが)、少しでもお安くなるように努めて下さり(半額キャンペーンとかネットクーポンとか)、我が子を褒めたたえ、母親を褒めたたえ、私の声(人工喉頭機)は見事にスルーしていただき、サイズも身長もピタリと言い当てる、感心するような仕事ぶりでございました。
ええ!本当に!
1:リクルートスーツ
最初はもちろん、その販売員の方にお声を掛けていただき、親子二人に見えるカップル(私と息子じゃ)に、雑談交じりの探り合いが始まりました。
私と息子は、率直に目的や希望を申し上げましたので、大した駆け引きもなく、本筋のリクルートスーツに話題が向けられました。
しかし徐々に私の怒りが、ふつふつと湧き上がり始めます。
私(以下◉)「ん???何でデザインが、みな同じじゃろうか?」
販売員(以下◆)「お母様、リクルートスーツは黒と限りなく黒に近い濃紺です!ほら並べて比べるとお分かりになるでしょう」
◉「イヤ分かる。そりゃ色の違いは、べたっとくっつけりゃ分かるわ!
そうじゃなしに、色々と生地が違うとか、ほんのりお洒落感があるとか、こだわりがあるとか、そういうスーツは無いんかね?」
◆「そういうスーツは、社会人になってからお買い求めになられます!」
◉「・・・では、この真っ黒けっけの、面白みも個性も何もないスーツは、何のために?」
◆「リクルートスーツとは、こういうものです!皆様どちらかをお買い求めです!」
◉「ほんなら就職が決まったら、このスーツは用無しになるん?」
◆「いえいえ、どうぞ、就職されてからも着られる方はいらっしゃいますよ」
(◉心の声:はぁ?ほんまかぁ?
ほいでもさっき、社会人はお洒落なスーツ言うたじゃろうが・・・)
私は息子ににらみを利かせてみたが、たたが21歳のガキ 大学生に、何の反論が出来るというのだろう。
息子(以下▲)「・・・黒で・・・」
◆「ワンサイズ小さいサイズを着られる方もいらっしゃいますから、それでスッキリ感が出せますよ」
(◉:へっ???違いはサイズ選択だけなんかぃ!太ったらまた買うんかぃ!
どうせ、就職活動以外で着られんでも、誰も文句は言わんのんじゃろなぁ・・・)
◉「就職後に飲み会とかで太ったらいけんけぇ、ワンサイズ大きいのにしたら?」
穏やかに話した私は、販売員の言葉を信じて、就職してもこのスーツが着られることに賭けたかったが、息子は気が付いているようだった。
▲「・・・普通で・・・」
2:ネクタイ
この頃が、私の怒りはピークに達しております。
気の毒な事に、私は怒りに任せて、販売員の方に無理を言います。
◆「合わせになるネクタイはこちらですね」
◉「( ,,`・ω・´)んんん?・・・ブルーのストライプだけですか?」
◆「えんじ色のストライプもございますが、みなさま紺色系のストライプですよ」
◉「イヤ、そういう意味じゃなしに、もっとネクタイって重要じゃと思うのですが」
◆「リクルートスーツは、こういうものです!皆様どちらかをお買い求めです!」
それでもたて突く私に、黄色や色柄模様のネクタイを出して下さるが、真っ黒くろすけスーツに似合う訳がない事に、初めて気が付くわたくし。
◉▲「・・・ブルーストライプで・・・」
3:ネクタイピン
◆「ネクタイピンですが、こちらやこちらが・・・」
◉「えぇぇぇぇぇ~??(@_@;)
今どき若者でネクタイピンなんかしとる人おる???」
◆「お持ちにならなくても結構ですが、必要な時にない場合は、お困りになる時がございます。特に〇〇業種とか△△業種とか・・・」
(◉:ぐぐぐぐぐぐぐ!!!
〇〇業種に行かんかったら、必要な時っていつにゃぁぁぁ????)
これはおかしい!販売員の方と私の会話が、完全にすれ違っておる。
なんぼ言うても、所定の位置に戻されるこのビジネストークは、交わっているように聞こえて、実は平行線のままじゃないか!
▲「・・・もうどっちでもええわ・・・」
4:バック
もうこの辺りで、怒りの矛先が販売員さんでない事に気が付き始めています。
◆「リクルートバックはこちらのコーナーです」
◉「うわぁぁぁ~!こりゃ、おっさんバックじゃろ!
もっと若い軽い感じの物はないんじゃろか?」
この辺りから、販売員さんも一歩も引きません。
◆「これだと会社案内や資料がすっぽり入りますし、これは横に倒れてませんし、これだと値段の割には・・・・・」
◉「ほいでも真っ黒くろすけばっかりで(´;ω;`)・・・・・」
▲「・・・もう便利ならええわ・・・」
こうして残すところの、ビジネスシューズとコートに関しては戦う気力もなく、言われるがままに真っ黒くろすけを購入してしまった次第でございます。
いつから就職活動用に、制服の文化ができたんにゃぁ!?
諸説ある様ですが、私が言いたかったのは ↑ これでございます。
これら一連のリクルートスーツなるもんは、日本の文化に上り詰めとるんか?
それとも企業戦略の一手法なんか?
バカみたいに同じような着物を着る「成人式」と同じじゃんか!
私の価値観と違いすぎるんよ!
なんで同じじゃなきゃいけんのん???
なんで学生は、暴動を起こさんのんか?
ええ歳した若者が、何万人も同じ格好を求められて、素直に従うって馬鹿らしいと思わんのんか?もう中学高校で制服は卒業したんじゃないんか?
学歴とか履歴書で判断されとるだけやど!
自分の個性や主張は、採用試験でむしろ、ないがしろにされとるぞ!
なにも金髪にズボン降ろしてパンツを見せぇ言ようる訳じゃない。
自分に似合うTPOで対応するのも能力じゃないんか?
なんで親は、そげなスーツに何万円の(我が家は78000円也)払ってきたんなぁ?
リクルート業界、スーツ業界に踊らされとるが!何が子供の為じゃぁ~!
子供を盾に、洗脳されとる様な気がするわ!
わたしゃアホらしくて、自己嫌悪に陥るところじゃったわ。
78000円って、時給780円で100時間も働くんよ!
勿体ない思わんの?!
企業は、なに見て採用決めるんにゃぁ?
同じスーツにバックに、同じ髪型に同じ質問で
人間の個性が分かるんかぁ?
アホちゃうか??日本!!
ほいでも息子の希望で買う私もアホじゃ!!!
以上、過去最高の長いブログになりました。
失礼いたしました!
ぷんぷんプリプリ かこより
※正月の間に、ビックリするほどアクセスが減っておりました。
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