病気や副作用にマイナスイメージを植え付けないために、ネタを考えました。
よく育児書などで絶対しちゃならねぇぞ!と筆頭にあげられる「比べちゃダメシリーズ」って難しくないですか?
要は、兄弟やお友達などと比べて卑下してはダメ、という事ですが、そもそも日本の教育規範が比べてなんぼの評価基準です。
幼児期のみんな一緒によ~いどん➡ゴール!は、教育が進むにつれて消滅し、テストでなんぼ、行動規範でなんぼ、お家教育でなんぼの塾でなんぼ。。。
どしどし比べる世界へと引き込まれ、親も気が付いたら「△△ちゃんは何にも言わんでも××したらしいで!」と、分かっちゃいるけど止められなぁぁい!
そうなると子供自身も他のママやお友達と比べて、どうのこうの、不平不満を言う事はありませんでしょうか?
一昨日も綺麗ママと私を娘が比べて驚いた話を記しました。
他にも「○○ママは良いと言った~」「××さんの家では何も言わないよ~」
そしてお得意の「みんながしてるのに~!みんなが持ってるのに~!」
➡なんでダメなの~~~???
そこで我に返る。
よそと比べんな!家はうちじゃ!!!
みんな言うて誰なぁ?名前を言うてみぃ!
お母さんはお母さんじゃ!!!
娘はどうしても元気なママと私を比べてしまいます
我が家の場合は、少し教育という観点とは違いますが、「○○さんは家族旅行へ行った」「××さんの夏休みはママと一緒に。。。」などと「健康なママ」に羨望を寄せては、私が叶えてあげられない事への比較が多くあります。
しかし娘はとても恵まれていて、夏休みのプールや花火夜店など、私の事情をご存知のお友達ご家族が誘って下さって、申し訳ない程に甘やかせてもらいます。
とはいえ家族旅行など、連れて行けない事実はどうにも変えられません。
そのことを娘から言われたときに、「他と比べない」とか「お母さんは病気だからしょうがないじゃない!」と反論すると、どうしても娘にマイナスなイメージを与え、病気や現状を受け入れることを無理強いしているような気がしました。
そこで私の病気ネタが始まりました
特に抗がん剤の時にはネタが炸裂です。(娘小3年)
坊主頭の時は、あからさまに頭だけ出して「ばぁぁぁ~」とやります。
当時人気が出始めていた、バイきんぐの小峠さんの真似をしては、副作用で辛い一日を茶化します。
痩せて嘆く代わりに「理科室のガイコツさん」になってハロウィンは大うけです。
これは決して癌患者を茶化しているわけではなく、遊びに連れて行ってあげられない代わりに、娘には病気でも毎日楽しいお母さんとして、病気へのマイナスイメージを克服してもらう方法でした。
今考えると、過食にわがままにストレス三昧だった娘への、対策のひとつになりました。現在でも「よしもと」のごとく、小芝居ネタで盛り上がります。