親が癌ですと学校に告げたとき、学校の先生は?娘編
先ほど、私の母方の叔父と叔母が遠方から訪ねてくれました。
もう2年ぶり位になるでしょうか?
元気な姿をお互いに確認して安心です。
私は相変わらず多くの人の愛情で生かされております。(⌒∇⌒)
娘の小学校で、担任の先生に事情をお話しました。
殆どのお母さんは、家庭や子供の事情を伝えるのに、担任の先生宛に「連絡ノート」を使われた経験があると思います。
気が付けば訴状の様に、びっちり何行にも渡って訴えられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
結果から記しますと、先生は時間なり実務なり子供に対する対応なり、とにかく余裕がなければ、なかなかのお返事になります。
「分かりました」だけ。。。
コメントがあればまだしも、ハンコだけ。。。
私が癌になってから現在まで、沢山の先生が娘に関わってくださいましたが、そうした「分かりました先生」もいらっしゃいました。
話題にもされない先生や、腫れ物にでも触るような方もいらっしゃったでしょうね。
しかしある先生は、娘にしっかりとご自分の考え方をお伝えになりました。
「お母さんが大変な病気で、長い間入院しているというのは、子供の頃にはなかなか出来ない経験だから、良い方向に考えていけるようにその経験を活かしましょう」
と話され、道徳の時間に相談の上、その経験を話題にしてくださいました。
娘は先生の質問に答える形で、私の入院中の思いや寂しかったことなどを話したそうです。(泣き泣き。。。)
お友達にとても共感してもらい、娘の落ち着きに(暴飲暴食、わがままでした)繋がりました。
また「お母さんが声を失った代わりに、あなたが声を出す仕事をしましょう」と話され、放送係に抜擢して下さいました。
放送係は積極女子に人気です。
内弁慶の娘には大変だったそうですが、本気の自信につながり、今の娘の夢は女子アナです。ごっこ遊びも、お天気アナやレポーターに変わりました。
このエピソードは「娘が特別扱いを受けた」と言っているのではありません。
マイナスをプラスに替える教育や、消極的な娘を積極的な行動に導いてくださった、先生の手腕に感銘を受けたのです。
もちろんお子さんの性格から、触れてほしくない場合もあるでしょう。
しかし個性や性格を考慮した上での指導が、もしかしたら子供の将来にかかわるかもしれない良い例と思います。
不登校から頑張って保健室卒業のお子さんが、保健室の先生になる為に勉強中という実例も知っています。
先生は今年退職されましたが、娘とのお付き合いは続いています。
娘が歌を歌っているのではなく、朝礼などの行進曲が普通に「それ行けカープ」応援歌です。スーパーやディスカウントストアのBGMもず~っと同じです。
耳について離れません。