かあさん ちょいちょい がん患者 闘病と家族のイラスト日記

食道がんと咽頭がんと肺がんのお母さんと、家族と育児の闘病生活をイラスト日記にしました

娘のテスト結果①と 私が人間以外の生物的感覚になった話 (*^▽^*) 

娘のテスト結果①

先週で期末試験を終えた 我が娘。

ぼちぼち期末試験の結果をアピールし始めました。

(試験の全返却は まだ先)

 

試験中は「頑張る」「頑張っている」ふり(?)に余念がなく、終わると「頑張ったんじゃけど、思いのほか難しかったんで、ケッコウ 間違えちゃった」という様な弁解めいた言い訳を、言葉を選んで必死に訴えます。

(どっかの政党と違うのぉ~)

 

食育 五大栄養素とは?

家庭科のテストで出たんだそうです。

 

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・・・ビタミンと たんぱく質と・・・

それから 脂肪 と書いちゃった」

「しぼう・・・」

 

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思わずTwitterでも訴えてしまいました。

惜しいけどね 違います!!  

娘のテスト結果 続く

 

人間と 人間以外の生物との 決定的な違い

私は母親でもありますが、現役の癌患者(現在はありがたい事に 癌は小休止中)でもあり、大変な後遺症と闘っています。

音声機能消失という失音障がい者(声が出せない)でもあります。

ですから、ちょいちょい、癌や健康の話題もしてみます。

 

 

先日、ふと図書館から 下記の内容がテーマの本を借りてきました。

「人間と 人間以外の生物の 決定的な違いは?」

生物とは動物や昆虫、魚貝や爬虫類からミドリムシまで 思いつく限りの生物です。

 

その本による結論は

「人間は自分の死を知っているが 他の生物は 自分の死を知らない」でした。

 

もちろん火を使うとか、理性があるとか 

諸説あるでしょうが

私はこの結論にとても納得しました。

 

確かに 自分の死を意識して

「あぁ!毎日毎日 こんなに働いて

オレの人生は このまま報われずに 終わるのかよ?」

とじっと手を見る 蜂がいましょうか?

 

サバンナの真ん中で

「こんな場所で子育てなんか無理!!

生きた心地がしないわよ!!

もっと落ち着いた生活をさせてよ!!」

とヒスを起こす シマウマがいますでしょうか?

 

もし彼らが「自らの死」を意識していたら

蜂はやがて「お前の母ちゃんデベソ」と言い出し、見返りもない「ただ働き」に反抗しはじめ、家出や反乱を企てます。

そうなると、見事なまでに統一された秩序と規律は崩壊し、国の存続は絶望です。

イヤ、家庭崩壊です。

母ちゃんは女王様で、幼虫は弟、同士は兄弟達ですから。

 

サバンナのシマウマはどうなるでしょう。

肉食動物からいつ襲われるか?

夜も眠れず 食欲不振・・・

娘だけでも 助かってほしい!

私はどうなっても良いのよ と泣き崩れ

ストレス性の胃潰瘍か 不眠症です。

 

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動物や昆虫は「自分の死」を知らないから、平穏無事に生活できる。

 

人間にだけに与えられた「死の意識」は

人間を臆病にしたり 

犯罪や私利私欲を生みだしたり

死に向かう事を希望にするという様な

反作用も生み出しますが、

 

いかに人生を生きるか熟考し

目標や理念を模索し

家族や仲間をいつくしみ

明日への喜びを見出す能力も

他の生物には見られない利点であります。

 

なんて哲学者なわたくしww

 

ガン切除と小腸移植

ここでようやく 本題です。

 

私は約3年半年前に、食道癌を全摘出、下咽頭癌(喉)も全摘出し、摘出した部分に胃管(胃を管の様に伸ばして食道の代わりにする)再建手術と、下咽頭部分に「小腸を移植」し、口から十二指腸までを繋げています。

同時に肺癌の摘出も行いましたので、手術に20時間を要しました。

 

今回は喉の咽頭癌部分に移植した 小腸のお話です。

 

術後約5日間くらいだったでしょうか?

私の首から 移植した小腸の一部が覗いていました。

 

どういうことか?簡単に説明すると、

移植した小腸が完全に胃管と接続し、血流に問題なく繋がっているか?

(私は血管も移植)という様な状態を 確認しなくてはいけません。

しかし、喉を開いたままにしておく訳にはいかないので、繋いだ小腸の一部を切開した首の部分から、意図的にはみ出しておきます。

 

その小腸に、血流が流れて「ピンク色」であり「ピクピクと生体反応がある」事が、私の手術成功を意味します。

もし「蒼白」になり「動きが止まった」ならば、小腸は死亡し、移植の失敗ですから、私は再手術です。

 

最悪は そのままに私は天に到る可能性もあります。

 

これがなんと言う処置なのか? 専門用語も忘れてしまいました。

(ご存知の方 ご一報下さい)

  

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私は自身の術後の状態を 鏡で見る余裕はありませんでしたから、イラストは あてすっぽうです。

管やドレーンなどは、もっとジャラジャラでした。

小腸はガーゼに包まれていました。

大きさは3センチくらいなのかな?

 

「JAMES ジェイムス」と命名しました

いつしか私は 医療用麻酔や麻薬まみれのボンヤリした頭の中で、私の手術結果の総てを小腸に託す様になりました。

彼(いつから男?)が生きている限り私も生きていられると、心から信じるようになりました。

「ジェイムス」と命名し、いつくしみます。

 

ジェイムスの顔色はいかが?

今日も元気に動いてらっしゃる?

カラカラにならない様に

ジェイムスも そこは 小腸!

俗世間に出ておられると、水分が蒸発なさって カラカラにお乾きです)

数時間に一度は包んだガーゼを濡らして

水分補給をしてあげなくちゃ!

 

首周りは 傷の血や腫れと水分で そりゃぁ 気持ち悪りぃ状態でしょうが

私にゃぁ見えません。

 

ジェイムスを覗き込む先生方のその表情を、逐一チェックをして祈りを捧げました。

少しでも表情が曇ると 不安にビックビクです。

 

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 あぁ、ジェイムス

私の為に生きてちょうだぁぁい!!

 

これぞ正しく!

人間以外の生物には 絶対できない

「自分の死を知り

恐れおののき、僅かな希望に結果を託す

明日への人生を見出そうとする究極の姿」

ではないでしょうか?

 

5日目(たぶん)の朝の事

まだICUの中でした。

(私はICUに9日間いました)

耳鼻咽頭の先生だったか、形成外科の先生だったか?

数人の先生のチェックを受けたジェイムスは、少々お弱りのご様子で、耳の横で感じられたピクピク体操も伝わってきません。

私には、まるで昨日まで感じていた胎動が、ゆっくり収まる臨月の様な感覚でした。

 

「よろしい。綺麗につながった様ですよ!」

神の声が聞こえました。

数人の先生の中に混ざった、神が私に微笑まれました。

 

と同時に、神は はさみを取り出して

ジェイムスを いとも簡単に

ジョギ ジョギ

切断されました。

 

痛くもかゆくもありませんが

「音」が聞こえました。

 

そして あっという間に

包んだガーゼごと

「医療用廃棄物」と書かれた大きなバケツ目掛けて、ポイッと投げ入れられました。

 

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10秒 イヤ 1秒前まで

私の生きる希望だった、命の象徴ですらあったジェイムスは 

あっという間に医療廃棄物と化しました。

愛し愛された私とは 一度も顔合わせのない 短い一生でした。

 

その瞬間 私は

「私は 死なない」と確信しました。

自分の死を 身近に感じなくなりました。

 

私の命の象徴だったジェイムスを 捨てても良いほど 私は回復しているんだ!

と知ったからです。

 

動物的 昆虫的 魚貝的 爬虫類的 単細胞生物的 感覚

それからどういう訳か、私は死を知らないか如く

正しく人間以外の生物的な感覚を経験しました。

 

血糊の混ざった痰が肺に詰まって

顔面蒼白呼吸困難

麻酔なしで肺に直接吸引器を入れて

ガシガシやられようとも、

肋間神経痛状態で

体がガコガコ痙攣して

肺のドレーンを引っこ抜こうとも、

麻酔麻薬の幻覚で

壁にモヤモヤ動くネオンが

キラビヤカに輝き放とうとも、

 

私は不安にもならず

「死」を意識しませんでした。

 

こうして今も 元気に前向きに生活しておるのであった。

 総ては短命 ジェイムスのお陰である。

ムハハハハハハハハハハ(笑)

 

いつもの間抜けなオバハン風になってしまいましたが、これは本当の話です。

もし何かに不安になったり辛かったり

色々ある生活で悩みを抱えた時

少し人間以外の生物的感覚になって

自分を解き放ってあげる事も

必要なのではないかなと 思いました。

 

少々、グロテスクな内容をお詫びします。

過去最高に長いブログになりました。

 

お読みくださって、本当にありがとうございました。

沢山のブクマを頂いて、私にはもったいないと思っています。恐縮です。 

本当に 感謝感謝!!

 

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