食道がんや咽頭がんの術後に「食べ物が喉や食道に引っかかる」症状を緩和する方法
昨日コメント頂いたhideさんから、咽頭がんで声帯を失った方のブログを紹介して頂きました。
その方は、もうしばらくブログの更新をされていない様子ですから、ここで言及はしません。7年ほど前の記事を読むと、表題の「食べ物の引っかかり」を緩和する方法が紹介されていました。
これを私の要領で試してみたら、効果のほどが確認されたので記してみます。
※hideさんありがとうございました!
みなさんからのコメントや他の方の体験談など、同じ病気と闘っていらっしゃる方には、私を含めてとても参考になるはずです。
もちろん症状によって千差万別ではありますが、読んで下さる方との情報の共有が出来ますように、お願いと感謝を申し上げます!
食道がんや咽頭がんの「食べ物の詰まり感」
私の場合ですが、癌が発見される前から「食べ物が飲み込みにくい」または「食べ物が胃の方へ下りて行かない➡詰まった感じ」というような症状がみられました。
喉や耳の放散痛もありました。
これは腫瘍が食べ物の通り道を塞ぐからですが、上記の様な自覚症状がある方は、早めに内視鏡検査を受けて下さいね。
食道や咽頭の手術を経験されると、食道の胃再建手術(胃管)や咽頭の小腸移植などの後遺症で、食べ物が「喉に溜って膨らんだまま下りない」とか、「食道と胃を手術でつないだ部分(吻合部)が狭くなる」為におこる「つかえ」を経験します。
吻合部狭窄が酷い場合は内視鏡的バルーン拡張術という処置が必要です。
しかし内視鏡などでも異常がなく、私の様に喉の部分に溜まる、胸や胃の上辺りにつかえた感じがする時には、下記の方法を試してみて下さい。
※胃再建経路は、食道があった場所と同じ場所に再建経路をつくる方法、胸骨の後ろにつくる方法(胸骨後経路)、胸骨の前につくる方法(胸壁前経路)の3通りがあり、私は胸骨後経路です。
胸壁前経路の方は、効果のほどが分かりません。
食事中に、ちょっと、失礼いたします~!
まず私だけかもしれないのですが、「バナナ」がつかえに効きます。
あの粘り気が良いのか?
消化が良いと言われますが、まだ成熟していないバナナでも、よく噛んで飲み込むと、しばらくしてつかえがとれます。
食事中に不快な時に、ほんの数口、よく噛んで食べてみて下さい。
(私だけかもしれませんよ!科学的根拠は分かりませんが、私には利くんです)
また、マナーにはよろしくないのですが、立ち上がって、姿勢を良くして、両手を頭の上に載せて、腹式呼吸をします。
腹式呼吸とは、簡単に言えば「息を吸う時、お腹を膨らます」事ですが、その時お腹をへこます事よりも、お腹を膨らませる事を意識して、ゆっくり繰り返します。
深い呼吸(深呼吸)です。
横隔膜が下がると肺部分も下がり、食道や胃再建部分の広がりを良くするのでしょう。
1~2分繰り返して見て下さい。喉や胸辺りにつかえていた食物が、下へ、胃の方へ流れていく感じがします。
ただしダンピング症状が起きるかもしれませんので、焦りは禁物です。
食べ物は、ゆっくり少量ずつ、よく噛んで、私は穀物や根菜類、果菜類などから食べ始めればダンピングを抑えられます。
(私は、揚げ物や肉、甘い物、脂っこい物(ラーメン)などから食べ始めるとダメ)
それでも時々は ↑ 食べたいですから、その時は空腹を避けて、サラダや煮物の後に頂いてください。
お試しあれ!
とは言え、あくまで、わたくし流ですよ~
万人に効果は分かりません。
スイマセン~(´;ω;`)