娘ちゃん受験1年前に 塾を辞める!・・・の軌跡①
今更ながら・・・
明けまして おめでとうございます。
今年もマイペースでございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
年末年始は、田舎の嫁の親戚一同挨拶大会に参加しておりました。元日から我が家への訪問者が8名。2日、3日は、家族4人で親戚へ挨拶廻りです。
難儀な風習でございますが、お年玉をもらって渡す為にも、姪や甥を含めた家族に会わなくてはなりませぬ。
辛ろうございました。(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
愛嬌も気力も体力も使い果たし、財布は空です。
しかし、今日から娘は新学期。息子も出社で、ヤレヤレです。
さて今回のテーマは「娘ちゃんのお勉強」
興味のない方はスイマセン!実は娘の成績について、ブログに書いて良いと「本人の許可」が出ましたので、年始一発目に記しておこうと思ったのでありましたm(__)m
娘は現在公立中学の2年生。14歳。来年が高校受験です。
しかし昨年12月で塾を総て辞めて、自宅での自習だけで、受験を迎えようと決まりました。普通は逆だろうと、突っ込んでもらいたい。その軌跡を記します。
※若干の指導は兄が引き受けてくれたが、新入社員の忙しい身なので、余りアテにしては気の毒に思う。
娘の学習については、度々このブログで悩みを綴ってまいりました。
今回の件は、家族で納得した結果だと思ってはいても、本心は母親として、これで良かったのだろうかと、自問自答しておる次第です。
我が娘とは
娘は私が39歳の時に、死産 流産を経て授かった、間違いなく私の宝物である。
兄(息子)とは9歳違いで、兄妹としては複雑な関係。※息子は勉強やスポーツに努力を重ねるタイプだったが、私の子育てに対して立派に反抗をしてくれたので、私も我に返って反省する事が出来た。しかし言い争いも多かったので、娘には怖い存在だったと思う。
私は親バカ馬鹿だが、娘はスクスクと成長している、と思っている。
中肉中背、ポッチャリ気味でもダイエットなんか、想像もしていない。参観日の彼女はいつも楽しそうに、友達に囲まれている。誕生日には恐縮する程、友達からプレゼントや手紙が届くし、学校や友達が大好きだ。冬休みも誘って誘われて、思春期を楽しんでいる様に見えた。
学校の先生は、必ず「性格が良い」と褒めて下さる。
だけど、娘は勉強が苦手だ。
小学校の時から真ん中の「下」
中学校になってからは「オ~ル3」の「BC」評価。平均点にとどいた事は無いに等しく、特に5教科は遥か彼方の平均点。
オール3なのは、宿題を真面目に出しているから。でもその評価は、総てがB~Cランク。忘れモノは少ない。字やノートは綺麗だ。いやむしろ、綺麗すぎる。(ノートを綺麗に書く事 ⇨ 勉強と思うふしアリ)
これまでの軌跡
実は小学校1年生から、娘の成績は真ん中ばかりだった。
それで市販の教材ドリル(チャレンジ)を申し込んで、私と一緒にやっていた。
しかし娘が小学校3年生の夏休み明けから、私が長い長い闘病生活に入り、教材での継続が難しくなった。親の確認やマル付けが必須だから。
そこでお兄ちゃんが通った進学塾に、小学4年生から何も考えずに通わせた。
そうしたら小学校6年まで、ずぅぅぅぅぅぅぅっと塾テストが「ドベから10番」以内。
最低が「106番(108人中)」最高が「98番(同左)」
塾の担任から「あんたの子は全く素直でない」「マジメに勉強と向き合う事が出来ない」と怒られた。「性格が悪い」とも言われた。
考えてみれば、塾の先生は「勉強を教える」のが仕事。だから勉強が出来ない子供は、「素直に」勉強しない「性格の悪い」子供にうつるのか?
落ち込むというより、かなり腹が立った記憶がある。
その塾は、小学校卒業で辞めた
もちろん娘の学力に問題があったのだから、塾も手を焼いたであろう。
しかしそのきっかけになったのは、一緒に塾に通う「娘の親友」に「あなたは大人しくて素直だから、娘ちゃんにいじめられてない?」と、学友の前で娘をからかったからだ。
確かに親友は、とても優しい。お勉強も頑張る。成績の悪い粗雑な娘とは違う雰囲気だが、塾の先生が簡単に「いじめの加害者」を根拠もなく語るなんて、とてもショックだった。娘も半泣きで帰ってきた。
私の声が出たら、抗議の電話をしていたかも知れないけれど、そんな先生は言っても無駄だと感じて、親友に報告をして静かに辞めた。
塾の方、誰ひと~~~り、引き留めなかったww
因みにその親友は、下記のマンガのお子さん
中学校へ進学、そして現在まで
中学校に入って近所の「個別塾」に入った。
本人の希望でもあったので、週に2回、生徒2人と先生1人のコースで学んだ。
そこでは小学校の様に「塾テスト」はないけれど、「全国統一実力テスト」とやらを、年に3回ほど受けた。その結果による偏差値が計算されるのだが、昨年11月にあった塾の三者懇談の時に見せてもらって、私は愕然とする。
「36」⇨「38」⇨「36」⇨そして前回が「30」
夏休みの補強コース(関係ないけど24日間も通って、8万円もした)の直後のテスト結果だった。
偏差値30とは、どんな結果なのかを、具体的にお伝えする。
数学のテストの場合、最初に計算問題が8問出る。いわゆるサービス問題で、4桁割り算とか、分数とか、全国の中学2年は87%くらいが正解らしい。
それを0点 のレベル。
こっ‥これは?何かの問題か?
さすがに親バカの私でも、娘は何か学習能力に問題があるのではないかと、疑問が頭をよぎる。小学4年から塾に通って、割り算を間違えるか??
しかも英語のテストで「単語が出ると思わなかった」と言い切った。
問題はどこだ?
しかし考えてみるに、例えば忘れモノに関して言えば、娘が驚くようなミスをした経験はない。
※息子は中学3年の時に、「テニスの試合」に「ラケット」を忘れた事がある。小学6年の時に、PTA役員総会の案内状を私に出し忘れて、私は最悪の無責任親レッテルを張られた事もある。今でも入社早々、忘れモノを取りに帰ったり、2度も携帯を無くして肝を冷やしたが、勉強だけは頑張る。
過去の修学旅行の計画も、持ち物の整理も荷造りも、娘は ほぼ一人で用意できた。
※息子はパスポートの申請がギリギリでヒヤヒヤしたし、荷造りも何も母任せだった。
先生とは敬語で会話が出来るし、人の話も聞く。道徳的にも間違った感性は持ち合わせていない様に感じるし、人の悪口は言わない。ユーモアが楽しく、私にとっては相性の良い漫才コンビだ。小学校の時は児童会を頑張ったし、壇上で挨拶の経験もある。
総合的に考えても、兄と比べても、(少し足りないかも知れないが)ごく普通の能力は持ち合わせていそうだ。では、いったい何が悪いのだろう?
塾の先生の前で、母 泣く
こんな考えが頭を右往左往する中、塾の責任者先生が三者懇談で、ひたすら冷静に「落ち着いて、問題をゆっくりと見て‥」などと、小さな子供に話しかける様に説かれる。それを娘は神妙な面持ちで、頷きながら聞いている。
「例えば一問目ね。割り算の計算は、紙の横にひっ算をしても良いんだよ」とか
「分数の解き方は、先生に質問した事がある?」とか言ってらっしゃる。
娘は真剣に聞いている。
その時の私の心境たるや
「何だかな~こりゃ??落ち着いてゆっくり??ひっ算のメモ??分数の質問??分り切っとるが!そりゃあ、的確な助言なんて出来んよなぁ~!」である。
しかし娘は、真摯に頷く。
その横顔を見ていたら、可愛いやら 可哀そうやら 情けないやら、何だかわからない感情が湧き出て来て、先生の話を聞きながら、私は涙を流してしまったのである。
そうして私は、先生の言葉をさえぎって、泣きながら言ったのだ。
「先生!この子は、そこに居てくれるだけで、その場が華やぐんです!私達夫婦を笑顔にしてくれるんです。だからもう、それで良いと、そう思っても良いと思います!」
こんな会話を塾でする親が、いるだろうか?
ここは塾である。勉強だけを教えてもらう場で、「娘の存在価値」を訴えてどうする!?と感じたのだが、もう口が止まらなかった。
「もうこれ以上、娘に勉強を押し付ける事は、辞めにしても良いと思います!」
響き渡るよね、人工喉頭器の音声が!わたしゃ バカだねぇ~!
不毛な会話
勉強に全く興味を示さない子供に、勉強しろと言う程「不毛な会話」があるだろうか?
本人にとって全く意味も価値もなさない「努力」を、目的も希望も明白でない状態で「やれ」というのは、「勉強」でなければ虐待かも知れないと思うのは大袈裟か?
「興味を示さない様に育てたのは親だ」と言われるのが怖い親たちは、こぞって「教育本」を読むだろう。それこそ年末話題になった「青山ブランド」を語る親も存在するし、様々な教育アイテムが売れている昨今。
それで結果が出れば良いが、そうでなければ毒親になるのだろうか?
実はこの不毛な会話を語るのに、私は私の両親から受け継いだ「呪縛」がある。それを私は我が息子に、何の疑問も感じないで、当たり前の様に押し付けていた時期がある。「負の連鎖」である。
と、その話をしようと思ったけど、長くなったので次回にしますね。
お読みくださってありがとうございます。
マンガを全く描いてないのは、年始の忙しさでアイデアが出ないのですね。何を描こうか?分からないただ今。のんびりいきますww
ではまた次回 ( ´Д`)ノ~バイバイ