かあさん ちょいちょい がん患者

食道がんと咽頭がんと肺がんのお母さんと、家族と育児の闘病生活をイラスト日記にしました

周囲を下げて、自分を上げる「蹴落とし式自慢話」に遭遇した話です。

またもや病気とは関係ないですけれど、先日の事でございました。

 

良識ある自慢話しは楽しい

いきなりですが、私は「自慢話」を聞くのが好きです。

 

日本人って「謙遜の美学」という文化なのか?習慣なのか?

褒められても、自分を抑える方が多いですよね。

謙遜の心理は、「自画自賛で前へ前へ出ていくような人より、自分を抑えて調和を図れるような人が好かれるから」という日本人独特の美意識だそうです。

 

確かに「すごいね」と褒められて「そんなことないですよ」

と謙遜される方は多くいらっしゃいます(田舎のお付き合いでは特に・・・)

 

でも私は少し違うかな!

 

「滅多にないけど、今回だけは頑張ってみました」とか

「目標を具体的にしたら、出来ちゃったのよ~」とか

謙遜しつつ嬉しい言葉を受け入れるって、素直で良いと思うのです。

 

自慢話も同じで(自己愛性パーソナリティーを思わせるような自分を褒めちぎる「ナルシスト」はちょっと苦手ですが)

自慢話の中には、その人の価値観や喜怒哀楽の良い部分が垣間見え、穏やかに話して下されば、聞いていて微笑ましく感じます。

 

仕事で成功した話やお金持ちが絡んだ話は、ちょっと受け入れがたいと思う方はいるかも知れません。

でも「あぁこの人の生きがいと楽しみだったのね~」と

自分とは違う価値観を聞いてみるのも、私は感慨深く思います。

 

他にも、お子さんの頑張った話は自慢したいに決まっているし、ステキな旅行やお買い物などは、人に見せて褒めてもらいたいでしょ!

お孫さんやペットの自慢話は、もうこっちから聞いちゃうくらい、大好きです。

 

何より、自慢話をしている人が楽しそうでいいじゃん!!

 

「蹴落とし式自慢話」は、脂汗が出るほど聞いていられないわ!

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そんな私が、先日お会いした「知り合い」との会話です。

 

その方の娘さんが大学受験生なのですが、お勉強をよく頑張るお子さんなのでしょう。

それ自体はとても立派で、私は母心として、自慢したい気持ちは理解できます。

 

知人◆「もう勉強ばっかりで、テレビも見ないで遅くまで、本気でやってるわ!」

 

私◉「そりゃ頑張ってるね~!でも今の時期は、人生最後の受験と思って勉強しなきゃいけんから、静かに応援してあげんとね~」

 

自慢話が微笑ましく、応援したくなるような気持ちは冒頭で終了。

早速、暴挙が始まります。

 

中略

「何を勉強したいん?」

「そりゃ、どこを受けるか決めてからよ。近郊の大学じゃ偏差値が低くてねぇ。

▲▲県くらいまで出そうかと思っとるんよ。そこなら偏差値も高い大学がイロイロあるでしょ」

⇦ここで県名を言うけど、大学名は言わない。これが彼女流の謙遜??

勉強の内容より、どこの学校か、が重要なのねぇ。

 

「一人暮らしは大丈夫なん?」

 

「だって近郊の■■大学は偏差値が低くて話にならん!●●大学なんかこれこれで、有名かどうか知らんけど、将来ダメじゃわ!」

⇦私の質問には答えず、ここでひたすら■■大学と●●大学のどこが悪いか力説。

 

「へぇぇ~(ちょっとイヤな汗)

でも■■大学も●●大学も、附属高校がすごく良いでしょう」

 

「だめよ!高校はどうでも、結局は大学でこれこれでしかじかで、偏差値低いし、大したことないんよ!びっくりするわぁ!」

 

「へぇぇ~」⇦ここでハッと、高校受験の時にこの娘さんが、その■■大学付属高校を落ちて、不平不満を言っていた事を思い出した。

 

「だいたいその付属高校も、これこれしかじかで、不登校がどうの、いじめがどうの、先生の質がどうの・・・」

⇦今度はひたすら付属高校が悪いと力説。落ちた学校を悪く言うって、どうなのよ。

 

「なんで知っとるん?(だんだん聞いていられなくなる)」

「有名よ!進学した子も言っとる!

いじめがあってから、学校辞めた子もおるんよ!」

 

「へぇぇ~?!?!」

⇦ここで私は、彼女がライバル視していた近所のお嬢さんが、その■■大学付属高校へ合格して通学しておるので、その「進学した子」とは、近所のお嬢さんの事ではないかと思い始めた。

そんな話題する??ホンマの話か???

 

中略

「うちの子は担任に嫌われとって、テストは100点でも成績を下げ・・・

担任が悪い!

塾から招待されるくらい模擬テストは良かったのに、学校の推薦が・・・

学校と校長が悪い!

で、結局は塾の先生と相談して、模擬テストも良かったけぇ、合格圏内じゃ言われて、▲▲県まで出したら偏差値が高くて・・・」

 

「・・・」

(どうでもええけど、▲▲県の偏差値大学に受かってから言えよ!

 

気が付いたら散々、周囲の悪口を言っている

結局この知人は、■■大学や●●大学の悪口三昧、風評被害を私に散々ぶち蒔いて

■■大学附属高校や、その高校へ通ったお嬢さんをけなし

娘さんの学校や担任、校長まで蹴落としました。

同校の卒業生が聞いたら、こんな失礼な事があろうか!

 

最終的には娘さんの学力が高いと言いたかったんでしょうけど、

偏差値しか自慢気に信用できるもんはないんか?!

 

たまには愚痴を言ったり、不満をぶちまけたり、ちょっとした嫉妬心のを抱いてしまうのは、ストレスフルな世の中には付き物です。

 「賞賛がないと落ち込んでやる気にならない」というのも、少し分かるような気がします。褒めて育てろの時代背景もあるでしょう。

 

だから、その事にはあえて言及するつもりはないですけど、自慢話にからめて、他者をおとしめる必要ってありますでしょうか。

 

聞いてるこちらもひねくれて、意地悪ばばぁに成り下がります。

 

EQ指数が低い人

以前聞いた事があるのですが、EQ指数といって「自己や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールする能力を示す指数」の事を思い出しました。

心の知能指数 - Wikipedia

 

そのEQ指数が低すぎると、コミュニケーションの場において、話の内容から、相手が快くに思うか否かを判断する能力が低く、相手の感情を推し量れないそうです。

知人の様な自慢話が良い例と思います。

 

自分の感情に溺れすぎて、聞いている相手の事を思いやれない。

 

要は人間性の問題ですよね。

人を落として自分を上げようとする人って、どこまでも自己中でしか感じられません。

 

人の振り見て我が振り直せ

あぁ!不快極まりない体験でございました。

はよ帰れ!

 

以上、かこのレポートでお送りいたしました。

長くなってスイマセン!

 

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