かあさん ちょいちょい がん患者

食道がんと咽頭がんと肺がんのお母さんと、家族と育児の闘病生活をイラスト日記にしました

91歳のお誕生日を迎える義母(おっと~のお母さん)の人生に、敬慕するお嫁さん(私)

メリークリスマス~!!!!

に、関係ある人とない人と、先ほど様々なブログを読ませて頂いて

笑うやら考えるやら、複雑怪奇!

ケーキにチキンの売り上げを想像しながら、日本って変だよな~っと、お鍋の残り雑炊を食べました。

 

なんだよ!

我が家もあんまり関係ないじゃんかよ!

 

おばぁば91歳、その素晴らしき人生!!!

私の姑さんである「おばぁば」が、明日で91歳になります。

 

もし私のブログを読んで下さる方の中に、嫁姑問題とか夫婦間でイライラが募ったり、心が折れそうな方がいらっしゃたら、おばぁばが私に語ってくれたおばぁばの人生は、きっと元気になったり励まされたり(私は反省もしましたけど)共感していただけると思います。

(興味のない方はすっとばして下さいね(笑))

 

おばぁばは、お見合いで二回しか顔を合わせなかったおじぃじ(おっと~のお父さん)と結婚しました。

おじぃじは、今でいうイケメンで、鼻筋の通った堀の深い素敵なお顔立ちです。

おばぁばは

「そりゃぁハンサムで、どして私みたぁな珍チクリンと結婚してくれたんか、分からんで」と今でも笑います。

 

結婚した時は、義理両親と義理祖母と義弟夫婦も同居です。

(おじぃじの両親とお婆様と弟夫婦)

女手が多い事もあって、結婚当初から共働きを許されて、定年まで働いておられました。

 

お給料は、おじぃじとおばぁばの二人分とも、まとめてお姑さんに渡されて(ひょえぇぇぇえぇ~)その中から「家族の夕食代」と「おこずかい」を頂いていたそうです。

 

「私はそれでも、えかった(良かった)方で、働いとったけぇ自由になるお金がもらえたんよ~」と笑うおばぁばに

私を含めた昨今のお嫁さんはどう思うでしょう。

 

若い時は働き三昧

義理弟夫婦が独立された頃から、食事の世話や家事の殆どを、おばぁば一人に任されたそうです。義理祖母の介護をされたりお舅さんを見送られたり、波乱万丈です。

 

流産を経験された時の話は、今との違いに驚愕です。

畑に出られていて転んだそうですが、助産婦さんに処置をお願いして、二日後にはもう仕事に出られたそうです。

 

「姑さんはキツかったけど、おじぃじが文句ひとつ言う人じゃなかったけぇ、やってこれた」そうです。

 

性格も生き方も、言葉一つとっても素晴らしい

三人の子育て、介護に仕事に、私ならイライラでも募らせて爆発ですが、おっと~も周りの人も「おばぁばに怒られた記憶がない」そうです。

 

いつもご機嫌で、嫁の私にも必ず笑顔で穏やかです。

 

芯の強さと、決して相手を不快にさせる事のない賢明な言葉に感銘を受けます。

 

家族を含めて周囲への不満を、感情的に語ることはありません。

 

孫も含めて人が決めた人生の方針に、口をはさむ事はありません。

 

唯一、義姉(おっと~のお姉さん)が亡くなった時だけ、みていられないほどの嘆きがありました。でもその3か月後に産まれた我が娘を、それこそ表現しがたい程、大切に可愛がってくれました。(私の唯一のおばぁば孝行)

 

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30年越しの想い

先日家族で食事会をしました。

その時おばぁばは、二人の兄弟(おっと~と義兄)と亡き義姉の娘さん(おばぁばの孫)に、30年前に決めていたという「生前贈与」をされました。

 

退職される60歳までのおこずかいを、コツコツ貯めて、それをず~~っと30年間温めていたそうです。

 

「30年前に、生きとったら子供にあげようと思うて貯金したんよ。

お陰で下ろす事もなしに、長い夢が叶ったわ」

 

金額は秘密ですが(もちろん非課税額です)普通貯金だそうで30年間、ただみたいな利子に家族で笑いました。

 

2年前におじぃじを見送り、紆余曲折あったろうおばぁばの人生です。

唯一無二の健康に恵まれ、穏やかで前向きな性格のまま、一度もお金を引き出す事もなく、30年来の夢を叶えたおばぁばの人生は、私の憧れです。

 

家族にも恵まれ太陽の様な素晴らしい人生に思います。

人徳でしょうね(笑)

 

読んで下さってありがとうございます。

少し心が温かくなれば幸いです💗

 

イラストの文字は、おばぁばの自筆です。 

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