かあさん ちょいちょい がん患者

食道がんと咽頭がんと肺がんのお母さんと、家族と育児の闘病生活をイラスト日記にしました

「現状維持」という考え方を取り入れると、病気を受け入れて前向きになるんじゃないかな。。。

例えば、インフルエンザや盲腸で手術をした時は、元の元気な体に戻るべく養生して、お薬や抗生物質を正しく用いて、大人しく寝れていれば良いのです。

これを「健康回復」と言いましょう。

 

私の様な3カ所も癌があって、3年経っても腸ろう生活で、永久気管孔に失声障がい者と、キリがない位の大病を経験すると、「健康回復」などと言っていたら現実を受け止められません。

 

私の48年間 VS 術後の3年間

例えば48年間、当たり前のように口鼻呼吸をしていた私は、手術を境に、首の穴から呼吸をするようになりました。

そんなもん、想像も出来んわ!恐ろしい!

・・・と思いません?

 

例えば48年間、当たり前のように朝昼夜と食事を楽しんでいたのに、手術を境に、離乳食位しか食べてないのに、胃から食物が口へとあふれ出したり、食後のダンピングという、何度経験しても慣れない痛みと脱力感に襲われるようになりました。

そんなもん、一生食べんで生きちゃるわ!

・・・って事は出来ません。

 

48歳までの健康に恋い焦がれても、そりゃぁ失恋するわ!

 

スポーツ選手じゃないんだから!

野球や相撲好きの私は、肘やひざを痛めてしまい、以前と同じかそれ以上の成績を目指して整体や手術で乗り越えようと、日々努力に励む選手を沢山知っています。

 

しかしそれはプロのお話!

うまく成功すれば良いですが、負傷がなかなか回復せず、思うように体が出来上がらない苛立ちは、察するに余りあります。

 殆どの凡人は、諦めて他の道を模索するか、コーチやマネージャー等と現役を引退するものなのでしょう。

 

それを諦めきれなかったり、何とかしようと思っていると、嫌という程「心と体」の違いに打ちのめされます。

 

健康回復」を目標にし過ぎると

病気が苦になりすぎて

心が落ち込んでしまいます。

 

「現状維持」で病気を受け止める

手術から日が浅かったり、抗がん剤などの副作用が残っている場合は別です。

また癌患者でも初期に発見されて、内視鏡だけの処置で観察中の方は、患部にもよりますが、ある程度「健康回復」を念頭に思われて良いと思います。

 

しかし私の場合など、取っちゃった食道がにょきにょきと生えてくる訳でなし、STAP細胞は夢だったらしいし、手術から3年を迎えるにあたって、どうやら今の状況が、私の最高の「現状」らしいぞっと。

ならば「現状維持」をしちゃりましょう。

 

そりゃぁ、まだまだ不自由な日々ですが

食事はバナナで30分、コーヒー1杯1時間

息苦しかったら、ゆっくり息を吐きましょう

大声出せなきゃブザーを買って(買いました!)

下痢にはゆっくり温め腸ろう(順調です)

 

今の私が、多分いちばん良いと考えて

これ以上は望みません!

でもこれ以下にはならない様に

頑張って食べます、早寝早起き、笑います!

 

そして、やっぱり「夢」は持ちましょうよ!

私はいつか東京で国技館で相撲観戦!

いつかNHK中継に、映って見せます!約束します(笑)

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