永久気管孔の息苦しさについて 私なりの呼吸方法や意識の持ち方について
昨日の話題と変わるのですが、私がブログを始めて、同じような病気の方からコメントを頂いて、心から嬉しく思っています。
私はこのブログを、重複した複雑な病気の経験者として、その体験を記そうと始めました。ですから私の分かる事でしたら、質問もいつでも大歓迎です!!
昨日もちなつさんから(コメントをありがとうございます!!)永久気管孔の息苦しさについてコメントを頂き、取り急ぎですが、私の経験を記してみます。
病気と関係ない方も、こんな経験があるんだと思っていただけたら幸いです。
私は永久気管孔にした術後、血中酸素が200%近くあり、先生から「呼吸を意識しないで」と言われました。
しかし息苦しい感じが一日中付きまとい、意識的に思いっきり呼吸をする行動がやめられません。常に力を込めて深呼吸を繰り返している様な状態です。
酸素過多で目がちかちか、頭もくるくるでした。
背中やわき腹の筋肉痛になったくらいです。
これは(今考えると)永久気管孔は口鼻呼吸と違い、常に肺へ空気が漏れている状態になります。息を止めることが出来ない代わりに、吸おうと思わなくても空気が勝手に入ってきます。
ですから自分では息を吸っている感じ、吐いてる感じがしないのに、体には知らない間に空気の出入りがなされています。
また少し息を吸うだけで肺が満杯になった気がします。
逆に少しの息を吐くだけですぐ肺が空っぽになった感じがします。
※これは私が肺を切除しているからかも知れません。※
つまり深呼吸や寝る時の穏やかな深い呼吸➡リラックス呼吸が出来ません。
また、鼻からや口からといった呼吸の「仕分け」も出来ないので、「口から最後までゆっくりと吐き出す」「鼻から吸えるだけ吸ってみましょう」などが出来ません。
いままで簡単にできていた三つの穴からの呼吸の方法が、たった一つ、しかも首からの呼吸に変わるわけですから、感覚の違いが呼吸飢餓感情に結びつきます。
水の中で、ホースをくわえて、鼻をつまんで呼吸するイメージです。
このように、体は十分な酸素が取り込まれていて、数値的には全く苦しくない状態なのに、口鼻呼吸と大きく呼吸方法が違い、また慣れていないために、意識が苦しがってしまいます。気分が溺れているのです。
私なりの解決方法
もうお医者様からご指導があったかもしれませんが、経験者として記しておきます。
絶対的に役立ったのは腹式呼吸!!
ゆっくりと、ただ吸う時に出来るだけゆっくりとお腹を膨らませ、吐くときにゆっくりお腹をへこませるだけです。
歌手や体操選手の様に本格的でなくてよいのです。
深い呼吸をする代わりに、お腹をゆっくり膨らませて、深呼吸した感じ、物凄く空気を吸った感じ、リラックスした感じ、になることが重要です。
横隔膜が下がり、肺が大きくなるのも呼吸を助けます。
副交感神経が回復するそうです。
慣れてきたら、深い呼吸。。。と思わずに浅い呼吸を繰り返す。
深いリラックス呼吸は、実質的に一日中繰り返してばかりはいられません。
では自分なりにリラックス呼吸を考えれば良いのです。
私は吸うことより吐くことを意識します。
血中酸素濃度によっては、吸う事も意識してください。
少し吸う、ちょっと吐く、ゆっくり繰り返しです。
はぁはぁ苦しそうに見えるかもしれませんが、私はその位でも大丈夫です。
それでも息苦しい感じが続いたら、気分転換に限ります。
苦しい苦しいと呼吸に集中していたら、よけい苦しく感じます。
お喋り(笑いありが一番!でも時々は愚痴あり、文句ありでOK)が私のストレス発散です。(⌒∇⌒)
外に出られる様になれば、図書館でもスーパーでも、とにかく意識を他に回せば、気が付けば呼吸してます。人間ですから(笑)
永久気管孔に付けるエプロンの工夫
これは私が2年間、義姉から生まれてはじめてに近いミシンを譲り受けて、試行錯誤した作品があります。
また作り方と画像をアップしますが、まずは呼吸の練習と前向きな姿勢が大切ですね。
取っ掛かり、思いついたことをぱぱっと記してみました。
参考になる様なことがまた思いついたら、またアップしてみます。