かあさん ちょいちょい がん患者

食道がんと咽頭がんと肺がんのお母さんと、家族と育児の闘病生活をイラスト日記にしました

ストレスから起る心身の異変は、小学3年の娘には顕著に現れました。

昨日は月に一度の、おっと~とデートでした。

病院への付き添い帰りのうどん屋だけの時もありますが、昨日はクリントイーストウッド監督の映画「ハドソン川の奇跡」を見に行きました。

 

ネタバレになったら業務妨害なので詳細は避けますが、パニック映画と違いますので、飛行機の墜落シーンなどの演出はリアル感がありました。

非常に良い映画で、泣きそうになりながら、鼻水ずるず~るを我慢しながら、超でっかい墜落音にビビりながら、拍手したくなるシーンもありました。

トムハンクス大好きです。

「私は癌です」と告げた時 家族 娘編4

昨日の続きで、長くなってスイマセン。

 

私が病院を一時帰宅するのは、いつも金曜日の夕方か土曜日で、いったん会計を済ませ、翌々週の月曜日に病院に戻る10日間程度の休暇です。

最初の一時帰宅の時、週末をべったり私と過ごした娘は、珍しく月曜日の朝からぐずりました。

学校に行きたくないと言った事はない、念のために測った熱も平熱で、頑張って行きなさいと登校させましたが、お昼過ぎに学校から連絡がありました。

 

給食をもどした、という事です。

頭が丸坊主なので、目立たない帽子を選び保健室の前へ車を停めて迎えに行きました。

私を見て泣き顔です。

保健室の先生には事情を話していなかったので、お礼を言って早退しました。

 

次の火曜日も、水曜日も、給食をもどします。

その度に保健室に迎えに行き、早退の繰り返しですが、夜ご飯はケロッと食べて元気にテレビでゲラゲラ笑って、コテンと寝ます。

 

木曜日はもどしはしなかったものの、殆ど食べずに保健室で休んだそうです。

ようやく安心したのは金曜日にでした。

その日は「きょうはゲブが出そうにならんかった~」と元気に帰ってきました。

 

しかし週末が明けると私は再入院です。

お母さんの事を考えると給食が食べれない。。。とぐずりました。

一週間で早退が三日でしたが、お休みはしませんでした。

 

次に一時帰宅したときは、もっと顕著に症状が出ました。

10日が過ぎて、再入院すると私は手術です。

私自身も終末を待つような気分でいました。

時が進むのが怖くて、時間が止まることを願うセンチメンタルに陥っていました。

 

月曜日の朝、娘は熱を出しました。38度以上ありました。

ぐったりなので学校はお休みし、テレビの前に布団を運んで幼児番組を見たり、DVDを見たり布団の上でお菓子を食べたり、日頃は出来ないお行儀で過ごすうちに、すっかり熱は下がり元気です。

 

それなのに火曜日の朝も、水曜日の朝も、38度熱が出るのです。

電子体温計ですから間違いありません。

念のために義姉に小児科医へ連れて行ってもらいました。

先生は「おかし~な~??」とビオフェルミンを処方してくださいました。

 

結局、娘は金曜日まで学校に行くことが出来ませんでした。

私の傍を離れられないでいました。

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きっと娘にとって私は天使のような存在だったのでしょう。

 

保健室の先生からご連絡をいただき、初めて事情をお話ししました。

「お母さん!原因はそれです。熱を出したのはそれです」

先生の声が泣き声だったと記憶しています。

 

今娘は当時の事を

「私は泣けんかったから、体がそうなった」と言います。

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