心臓の検査は メンタルがくぼむ
検査終了とその感想
※検査を控えた方は、読まれない方がよろしいかと
ご心配をお掛けしておりまする!
循環器科の検査が 昨日終了しました。
その検査は「負荷心筋シンチ(RI検査)」というのですが
胸部をシンチカメラという医療カメラで撮影します。
詳細は下記に記しますが、撮影前に心臓の筋肉が 目一杯仕事をした状態を わざと作りだす必要があります。
通常は、階段昇降や自転車こぎなどが使われるそうです。
しかし 私の検査病院では
薬を使用して心臓に補給している血管を広げ、血液補給の流れを倍以上に増やし
運動中後の心臓と 同様の負荷を掛けていきます。
簡単に言うと、運動した時の心臓の状況を、薬で作り出します。
体感は人それぞれ違うらしく
私の前に検査された80歳位のおじいちゃまは、ケロッとされてました。
年齢や体重などにより、薬の量が違うのでしょう。
わたくしはと申しますと・・・
確実な「毒殺」を味わった感 満載でございました
薬が投与されて1~2分位で、ゆっくりと心臓に負荷がかかるのが分かります。
顔が熱くなり、呼吸が荒くなります。
痛みにも似た 苦しさがやってきます。
それから投与が終わる 約8分間くらい
もう しんでぇ しんでぇ!!
(しんどい しんどいのカープ表現)
あぁ~ これが毒の効き方か~!
前触れもなく
静かに ゆっくり 波打ちながら
意味不明のまま 具合が悪くなる!
心電図や脈拍などを測りながら 万全の態勢で行うけれど
二人の看護士さんが つきっきりです。
看護婦さんが「あと〇〇分です」と教えてくれますが
何がどうなって、残りがどうなるのやら
苦しくてパニクッて 分かりません。
普通に運動するのなら
筋肉の疲れや状況判断などで
心臓がバコバコしようが 呼吸がヒーハーしようが、ビビりません。
しかし 薬でそのような状況を作り出すとは
筋肉も使わず、ベットに寝たまま
心臓と呼吸が意味不明に ドンデンバンデン してくるのです。
私は肺が 人様より少ないのをご存じか?
息!いきのコントロールができんのよ~!
怖い こわい!
クレオパトラはこうして死んでいったのか!?
よく失楽園では 飲めたよな! そん時に!
早くやめてぇ~~~!!
頭の中、それだけになった頃、投薬が終了します。
投薬終了してから1~2分で、バコバコは落ち着きます。
立ちあがって 何事も無かったように 待合室に戻されて 1時間ほど休んだ後に撮影になります。
とても 恐ろしかったです
心臓の病と闘うのは、直接的に 命と闘う事なのだと実感しました。
面白おかしく記事にはしましたが、こういう検査の場合、どの程度の負荷を体感するのか、やってみないと分からないところがあり、説明されても実感がわきません。
私も負荷がかかるのは、同意書で読みました。
しかし、医者や看護士の説明方法によっては、恐ろしさだけが先行して検査拒否になられても困ります。
かといって、私の様な楽天的な人間が 何も考えずに検査を受けて、本当に苦しい思いをした場合のホローも大切に思います。
抗がん剤など、作用が人それぞれである治療方法と 似た感じを受けました。
医療は 良きも 悪きも 人それぞれに作用があります。
もう一度 同じ検査を受ける必要があるならば、家族の為に受けようと思います。
看護婦さんが投薬後に
「かこさんは よく我慢されました」と褒めて下さいました。
「二回目の検査は苦しくないです」とも知らせてくれました。
少し心が 落ち着きました。
くぼんだメンタルに、医者や看護士の言葉は重みがあります。
付き添ってくれて、手と肩を貸してくれたおっと~にも 感謝です。
昨日は ぐったり お弁当を買って 食べてもらいました。
今日は もう元気です!
検査結果は来週です。また報告しますね。
本日は これにて!
お読みいただいて いつも感謝です。
ありがとうございました!
一応記しておきますが、心筋シンチとはラジオアイソトープ(放射線で標識したもので、心臓の筋肉に集まる性質がある)を静脈注射し、シンチカメラで撮影する検査です。負荷とは、アデノシンという血管作用物質を使用し、心臓に補給している血管を広げ、補給の流れを倍以上に増やします。悪い血管は広がらないため、健康な部分と病気の部分がより明瞭に心筋集積の違いとなって出てきます。ですからもし血管が詰まった場合の腐ってしまう心筋の部位が区別できる様になります。
また薬(アデノシン)は体内で作られる物質の為、アレルギー反応がなく、重篤な副作用もありません。
(喘息の方など注意事項はある)薬の作用はすぐに収まり、尿から排出されます。
レントゲン被ばく量は、写真1枚程度だそうです。
以上 RI検査同意書を要約