かあさん ちょいちょい がん患者

食道がんと咽頭がんと肺がんのお母さんと、家族と育児の闘病生活をイラスト日記にしました

【不登校とお子さんと娘達のお話3】結局 仲直りは果たせなかった苦い経験

一昨日の24時間テレビ

賛否両論、金銭的な噂、障がい者とその家族や 病気の話題がたっぷりです。

もう金銭以外の 全部に当てはまるわたくし、見ていられない~!

賛否両論どころか張本人だもんで、そりゃ言いたい事は山程ございまっせ!

でも言わんもんね。

 

人それぞれだもんね。

 

先生に会いに行く

三回連続の長期連載ですが、これが一カ月間くらいのお話なので、上手にまとめられなくて申し訳ない!ブログを始めて以来の超大作 ゚ ゚ ( Д  )

読んでいただいて感謝しています。

 

 

前回Aさんの言葉を受けて、私は先生に会いに行きました。

 

私は娘を擁護する立場ですから、先生へ伝えなくてはいけないのは

「決して娘達3人に、Aさんを裏切る様な気持ちはない」

「突然の反抗(キレた)ではなく、徐々に溜まってきた不満を理解されないまま、3人共『お手伝い』に疑問を持った結果である」

「Aさんが1人で頑張れる様に願っているが、その責任を背負いきれない」

 

そして「4人で解決させるために、しっかり話し合ってほしい」

という様な内容です。

 

実は一番避けたかったのは、このまま「うやむや」に済ませたまま卒業する事でした。この状況のままだと、子供達は誰も納得していません。

双方共に心の傷を持ったまま卒業しそうで、今後の学校生活においても、良い影響を及ぼすとは思えません。

 

Dさんから聞いた話は 殆ど織り込まず

Aさんの心のケアと

娘たちの気持ちも汲んでやってくれ~!

と頭を下げて来ました。

先生も了解して頂いたと安心しました。

 

(余談:こういう時の教職者は、ヘタに喋らない!とマニュアルにでも書いてあるのか?聞いては下さるが15分か20分で終了)

 

数日後、先生が立ち合い 4人で話し合う時間を頂く

なぜすぐに話し合いの場を設けて下さらなかったのか?それは疑問です。

双方の感情が落ち着くまで 待ったのでしょうか。

 

とにかく数日待ってから、話し合いがありました。

ここで娘は超爆発で、大泣きクソ泣きで帰って来る事になったのですが、結論を申し上げると、先生の意思は全く3人に伝わりませんでした。

 

娘の言葉を要約すると、先生は

「3人は積極的で、明るくて、クラスに友達も多くて、だからAさんの気持ちが分からないのだろう!」

←いかに何でも 言い過ぎじゃろ!

「3人がいつもクラスで仲良くしていたら、Aさんが教室に入りにくいだろう!」

←そりゃぁ そうじゃろう けれども!

「中学で一緒のBさんが嫌がったら、特にダメだ!」

←へぇぇ??中学校でも 同じように やらせるつもりなん??

 

この言葉を3人は

「今までずっと手伝ってきた3人の気持ちは、何だと言うのだ?!」

「Aさんの前では、3人が仲良くしちゃダメなのか?!」

「なぜBさんが イチバン怒られる?!」

娘は2学期までの行動 全てを否定された様に 受け止めてしまいました。

 

お陰で学校へ行きたくないと言い出すし(行きましたが)、Bさんはしゃくりあげてフラフラになるほど大泣きだった様子です。Cさんが2人の慰め役でした。

 

せんせ~!ダメじゃん!

叱咤激励が、全面否定になっとるでぇ!

さすがの私も、記した感想が下記のブログです。

 

 

先生の言いたい事は理解します!

その通りじゃ!そうじゃろうよ!

しかし相手は小学生!

解決策を示さんか!!!

 

Aさんはというと・・・

先生や大人が囲む場所で

娘の様に不満を表情や態度に表し、怒りや悲しみの感情を 素直に表現できる子は、不登校にはならないのかも知れません。

 

感情を言葉に代えて、自分の思いの丈を語れる子は、不登校にはならないのかも知れません。

 

自分の希望や将来展望を語れる子は、不登校にはならないのかも知れません。

 

Aさんは、ただの 一言も 喋らず 下を向き、長い髪で顔が隠れる様に、泣いているのか?下を向いているだけなのか?反省か?怒りか?悲しみか?・・・

なにも感情が伝わらなかったそうです。

 

聞けば聞くほど黙り、長い沈黙に 娘はもどかしく感じたそうです。

だから先生が、娘達3人にタタミ掛ける様に、叱責したのかもしれません。

先生が味方をしてあげなかったら、Aさんの居場所がありません。

 

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イラストはイメージで似ていません。かこ画です。

 

Dさんが日記で先生へ報告をしてくれる

進展のない話し合いは2~3回行われたらしいのですが、Aさんは喋らず 下を向くか泣くばかり、Bさんは話し合いに行くのを嫌がる様になりました。

 

話し合いは うやむや です。

相変わらずAさんのお手伝いは、Dさんが担ってくれています。

 

娘とDさんは当時は塾が同じで、一緒に2人きりで話をする機会があったと思います。

それでDさんが行動を起こしてくれたのかどうか?

真意は分りませんが、娘の為に、またDさんが手を差し伸べてくれます。

 

Dさんは、現在Aさんの手伝いをしている経験から、Aさんが話している不満や態度を 先生宛ての日記に記し、娘の擁護をしてくれた様です。

内容は先生とDさんしか分かりませんが、何ページにも及んだと聞きました。

 

私はこれが功を奏したと思っています。

 

その後 Aさんにどういう心境の変化があったのか?

Dさんが日記で報告した後から、先生が3人を叱責するばかりではなくなりました。

Aさんにも反省を促すように、言葉に気を付けるよう 指導をされたそうです。

クラスの様子は変わりませんが、出来るだけAさんを誘う様に、具体的に指示があったと聞きます。

 

それでも 話し合いはまとまらず、結論に至らない様でした。

私も本意をくみ取る事は出来ません。

 

しかしAさんは 先生が全面的に味方であると、安心したのか?

(ただし少なくとも娘にとっては、先生がAさんばかりを擁護すると、信頼関係が確実に揺らぎました)

卒業まで最後の頑張りを、手伝ってくれている人達に見せたかったのでしょうか?

Aさんの為に先生やご家族で、私達の知らない何か助言があったのかな?

Dさんが親身になってくれたからかな?

 

2月中旬ごろから、1カ月と少しでしたが

休まず学校へ来て、教室へ一人で上がる様になりました。

ランドセルも連絡帳も 自分で持ったそうです。

卒業式まで お休みをしませんでした。

卒業式も 出席しました。

謝恩会にも 出席しました。

 

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余談:このイラスト ↑ 

何も見ていない大人は石を積んでますけど

子供は積んでいるのか?外しているのか?

積み石はスカスカで、傍観者もいて

これが娘のクラスの状況だったと思いますよ。

 

部外者からは見れば成功かも知れないけれど、結果的には疑問が残る

結果的には、Aさんも保健室登校から成長し、教室へ来るようになりました。

娘もお手伝いは終了し、DさんがAさんの面倒を最後までみた形になります。

これを部外者から(教育委員会的に)見れば、丸く収まったと言うのでしょう。

 

しかしこの後 終に、卒業するまで 卒業式も 卒業後も、3人とAさんが笑い合う事は、一度もありませんでした。

最後の参観日や卒業式も謝恩会も、Aさんと3人は全く目も合わせず 傍にも寄らず、一緒に写真に映る事もなく、一言も会話をしませんでした。

Aさんは私まで 目を合わせてくれませんでした。

 

謝恩会の時、Aさんのお母さんにお会いしましたが、この出来事をご存じなかったので、私もあえて何も言いませんでした。

お手伝いをしてもらっている件も余りご存じなかったので、さすがにこれは問題だと感じました。報告しても、Aさんは不登校が長く、聞く耳を持たなくなったのかも知れません。悩んでおられるのは感じました。

 

現在 

夏休み、久しぶりにBCさんが 我が家に遊びに来ました。

3人とも真っ黒で、健康的な笑いが響いて安心です。

 

ただAさんは、中学校も5月頃から来ていないそうです。

保健室通学か、特別支援なのか、分かりません。

 

Bさんは中学校のクラスは別々で、Aさんの状況を知らないそうです。

Dさんは合格した私立中学への進学を辞めて、娘とCさんと一緒のマンモス校(現中学)に入学しました。今も同じクラブで親友です。有難い!

娘は今も、クラスにいる不登校の男の子に気遣う様子を見せます。

 

最後に感じた事

不登校のお子さんのお世話をするのは

並大抵の覚悟でないと 務まらないと感じました。

また大人も 安易に子供同士に依頼をしては ダメです。

 

この出来事は、Aさんの現在に大きな影響を与えているかも知れません。申し訳なく思います。でも何も出来ない 我が家がいます。

いつか大人になったとき、Aさんはどのように覚えているでしょう。

 

ドラマではなく、盛り上がりもなく

現実には厳しい心が残りました。

 

しかし「親が何があっても娘の正しさを信じて、一緒になって対応を考えた」事は、娘にとって とても良い経験 になりました。

内容によりますが 親が先生へ訴えに学校へ出向く 必要性も感じました。

(我が子様様 自己中心・・・ではないですよ!)

 

娘との信頼関係は築けたと思っています。

 

 

長く長くなって ごめんなさいね。

これで終了です。

もしよかったら、感想を聞かせて下さい。

私の先生への言い方が悪かったのかなぁ?と自問自答です。

 

ではでは、また次回に(@^^)/~~~

次回はイラスト中心にしようかな?

 

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