おっと~から風邪を頂き、ひたすらに村上春樹さんの小説を読み続けた週末でしたわ。
土曜日におっと~の風邪が本格的になりそうだったので、早めに病院へ行って薬をもらっておいで~、と送り出した翌日の昨日。(⇦変な日本語)
微熱ではありましたが、久しぶりに37度3分程度の熱が出ました。
インフルエンザではありません。
私は鼻と口から呼吸をしていないので、ウィルスが増殖する機会は少ないのだそうです。予防接種は勧められてはいません。
少し咳も出て、下咽頭が無いのに喉が痛い気がして、雨で薄暗い天気に乗っかりまして、ひたすら横になって「村上春樹」さんの小説を読んでおりました。
ちょっと出だしがいつもと違うっぽくない?!(笑)
村上春樹さんワールド
村上春樹さんの小説をお読みになった方は多いと思います。
私は長編を数冊程度しか読んでいませんけれど、崇拝するほどのファンの方がいらっしゃるのも有名ですよね。
文章がとても美しく、凡人には決して思いつかないような情緒を言葉に置き換え、主人公の感受性が豊かに表現されています。
「そこにある率直な美しさは、オゾンに満ちた清涼な大気や、透明で冷徹な谷川の流れとも重なり合い、呼応し合うものだった。」
↑ どうじゃ!何やら大自然に溶け込んだ美しさが見えてくるじゃろ!
(自然の山間にある学校のピアノと、その旋律の美しさを表現されたもの)
普通の方には写真を見ても思いつきません。
私などは、その背景や景色を想像し
自然とピアノの音色を想像し
ピアノを弾く人物と、聞く人物を想像し
指使いや音の強弱やテンポや
空気や気候や温度や
人物の表情や対比や感情や
もう何やかやを感じていると
ただ、疲れてしまいます。
あぁ、凡人・・・
小説は事実より、やっぱり奇!
私が読んだ本の主人公は、だいたい30代の大人が、高校から大学と社会人にて経験した出来事を回顧し、時代交互に進んでいくような物語でした。
大学生という事は、我が息子と同じ年くらいです。
無粋な事を感じました。
時代は違うケースも多かったですが
年齢の割には非常に哲学的で
奥の深い複雑な会話を成立させ
慎重にかつ丁寧に、相手を思いやる言葉遣いをして
言葉の奥深くを探ろうとする
ハタチ前後のご子息やご令嬢が
そんじょそこらに、おりますでしょうか?
たくさん食べも、飲みもせず
周囲に余り興味も示さず
友達もなく騒ぎもせず
男女の性にも冷静で
ひたすら自分の心傷を冷静に見つめ
感情的に溺れる事なく
なかば将来を諦めたような
生と死のはざまに揺れ動く
ハタチ前後のご子息やご令嬢って
おるでしょうか?
しかも、きっちり標準語で。
無粋な事を申しました。
おるか?と言われれば少数派でございましょうけれど
それを言い出したら、小説もクソもありません。
失礼いたしました。
風邪の日に読む本を間違えた
↑ 結論はこれでしょうか?
今日は熱は下がっています。36度8分でした。
24時間腸ろう状態で、それでも44キロ
食欲は皆無でございます。
(;´д`)トホホ
また明日・・・