病院のお母さんでした ソーシャルワーカーの方々
10月になっても日中は半袖ですね。
衣替えをしようにも、雨降り、暑い、台風。。。で後延ばしの天候です。
喜ばしくは娘の二の腕!
長袖の中にしまい込むには、勿体ない程のご立派さで、そのぷにぷに感の虜です。
親なら一度は かじってみたくないだろうか?
さて病気を告知され、厳しい治療や手術、後遺症などを宣告されると、どんな方でも不安に襲われると思います。
進行を危惧されたり、怖れて落ち込まれたり、入院中や退院後の生活も気掛かりです。
私も手術日が近づくにつれて、不安が募ってふにゃふにゃな時がありました。
優しい母親のごときに甘えたくなるのも本能でしょうか??
私の母は健在ですが、何せ昭和初期の母親です。
「代わってあげたいけど、代われやせんのんじゃけぇ、頑張りなさい」
娘には
「お母さんが病気なんじゃけぇ、良い子で迷惑かけたらいけんよ!
お母さんを頼むよ」と。
「代わってあげたい」以降は言わなくてよろしい!
病気のお母さんの代わりに、しっかり良い子でいられる8歳児がいるだろうか?
映画じゃあるまいし、となりのトトロはマンガじゃ!
悪気はないんだろうけど、見舞いに来ると何を言われるか分かりゃしない(苦笑)
こんな昭和初期母さんは多いはず。。。
そんな時に、本当に親身に相談に乗ってくださったのが、医療ソーシャルワーカーの方々です。私の場合は、社会福祉の方とは役割が違うと思います。
私のメイン大学病院では患者さんに対して、
・主治医以外でもう一度手術説明を、より具体的にしてくださったり
・後遺症や副作用の説明の為に、専門者や先輩患者さんへ聞き取りなど
・術後の痛みケアやリハビリの説明
・ICU室の様子とその後の入院生活について
・退院後の生活を安心して過ごせるように復帰促進
・レンタル品(腸ろう用具や介護ベット)の手配や医療品の購入(人工喉頭機など)
・民間保険の手続きや障がい者申請などの公的手続き
などなど、4人の担当の方が
私や家族の不安が払拭されるまで
ご尽力いただきお世話をしていただきました。
特に永久気管孔を形成する不安が大きかった私の為に、先輩患者さんから呼吸のコツや腹式呼吸の感覚など、具体的に聞き取ってくださいました。
(何せ、先生だろうが看護婦さんだろうが、永久気管孔の経験者がいないのだから、こんな感じらしい。。。と言われても説得力がないでしょう。)
手術前にぐずぐず泣いていた私の肩を撫で、
痛みでひぃひぃの私の手を握り、
常に励ましの言葉で私を支えてくださった方々であります。
お年は私よりはるか年下、でも病院のお母さんでありました。
あぁ、ありがたい!
娘よ、私もこんな母さんになりたい。