かあさん ちょいちょい がん患者

食道がんと咽頭がんと肺がんのお母さんと、家族と育児の闘病生活をイラスト日記にしました

癌告知と共に 「発声機能を失う」 人生を左右する出来事

人生の中で、その後の生き方を左右するような出来事が、いくつくらいあるのか考えてみたことはあるでしょうか?

例えば、お若い方だと「受験の合否」とか「就職」「結婚」とか?。。。

私くらいの年の方だと、自分のことよりも家族の事情、例えば「子育て」とか「転職」とか「介護」とか?。。。

 

意図しないところでいうと「離婚」や「災害」「事件事故」なども、相当な重みで人生観に影響を与える事でしょう。

 

同じくして、私の「癌告知」と共に「発声機能を失う」という告知は、私の人生を大きく変える出来事だったに違いはありません。

 

この様な告知をどのように受け止め、どうやって自分の中で消化していくかは、とてつもなく個人差があり、一概には言えません。

つんくさんが保険のCMで語っておられたのは、「なんで自分が」「なんで喉に」という感想と共に「大切な声を捨て、生きる事を選んだ」というお気持ちでした。

 

やっぱり、私と少し違います。

私の場合は、「こりゃ、リセットだな。。。」と思いました。

別にゲーム好きではありません。

 

私の人生の折り返し地点で(その時48歳1カ月)、色々引きずっていた無駄な価値観や、惰性で過ごす意味のない日々を、もう一度きちんと整理して考え直すきっかけになる、と思ったのです。

 

当時私は専門学校で講師の仕事をしていましたから、声やコミュニケーション能力が必要とされる職場です。やりがいある職場でした。

子供は受験生(息子)や小学生ですから、家事や育児も現役です。

その全てが出来なくなるという現実を受け入れざる負えないのであれば、この際だから真っ白に戻って、基本を一から考え直そう。。。という事です。

 

これを「前向き」とか「ポジティブ」と表現するかどうかは分かりませんが、少なくとも悲観にくれるようなことは、まったくありませんでした。

 

ところがこれが家族だと、その衝撃が相当違います。

以前も記しましたが、おっと~は腰を抜かしたようになりました。

 

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また告知の時間が夜8時過ぎ

(イラスト初登場の担当医パグ先生のお仕事が一通り終わり、後の時間がなくなるまで待ってからでした)

だったので、し~~んとした個室で黙々と先生のお話を聞きます。

 

おっと~は、病院からどうやって帰ったか記憶にないそうです。

 

これから以後の告知に関しては、おっと~が動揺するため、おっと~の叔父と三人で聞くことになりました。車の使用も控えることになりました。

続きます


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